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文章を中学生の作文から学ぶ「文章の書き方」03

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作文の添削

文章を書くのは難しいのではないか?と思う人は多い。もちろんこのブログを書いている私もその一人だ。難しいと最初から思うから難しい、という意見もある。しかし、そのように感じてしまうのだから仕方がない。

インターネットやタブレット、スマートフォンなどのデバイスやインフラが一般的に普及し、ネット上ではブログやSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などのソフト面の普及により、個人での情報発信がいとも簡単にできるようになっている。

インターネットにアクセスすることさえできれば、簡単に文章が読めるのにもかかわらずその一方で、自分でパソコンに向かって文章を書くということについては苦手意識を感じている人は多いのではないか。かくいう私もその一人である。

町の書店では、「文の書き方」に関する書籍が次々と出版されているが、それを読んでもテクニックやノウハウとしては一応理解はできるものの、実際にキーボードに向かって情報を発信するとなれば話は別で、なかなかハードルが高く、難しいと感じてしまう。

私はもうそろそろ40代後半に差し掛かったが、息子、娘の世代は中学生や高校生の世代だ。

この世代の文章といえば、「作文」である。

幸いわが家には中学生の税金についての作文集があったので、著作権法に引っかからないように引用しつつ、中学生の作文から文章法を学んでみることにした。

今回も入賞した作文を勉強の材料にしたいと思う。中学3年生女子の作品だ。

地域の一員

タイトルは、「地域の一員」である。

 以前、自分たちの地域をより住みやすくするため、「リーダー研修会」という活動を行った。この活動は、普段登下校時に利用する通学路を「危険性」の視点で見直し、危険と考えられる所を、区長さんに提案し、改善していただくことを目的としたものである。この活動により、私が初めて税というものについて考えるきっかけとなった。

税が主題の作文であるが、税を考えるきっかけとなった出来事をきちんと最初に持ってきている。これから伝えようとする事、そこからさかのぼって、それを考えるきっかけとなった出来事、これをきちんと順序だてて書いておくことが始まりには適切だと考える。

もし、文章の出だしに迷ったら、書きたいこと、そしてそう考えるにいたった「そもそもの出来事」を探るのは、良い考えかもしれない。

私の地域のグループでは、話し合いによって提案する箇所を三カ所に絞り、区長さんに発表することになった。
発表では、その箇所の危険性を十分に理解していただくために、実際に撮影した写真も使って説明し、一生懸命に訴えた。この私たちの思いを受けて、区長さんも真剣に話を聞いてくださった。

きちんとしたきっかけがある、ということが伝わってくる。これから伝える話は、いい加減な話をするのではなく、こういう前提のことがあった、という事実をきちんと伝えようとしているのが、良く伝わってくると思う。

 

 発表が終わって後日、区長さんから連絡が入った。内容は、特に気になった二か所を役場に提案してくださるというものであった。そして、この危険個所を直すためには税金が使われるということを初めて知った。
役場の審査を受け、改修決定となった。工事が始まると、毎日その様子を見ながら登下校するようになった。私たちの提案によってこの工事が行われていると思うと、ドキドキする気持ちになった。また、それ以上に、この工事にいくらかはわからないけで、決して安くない税金が使われていると考えると身が引き締まる思いになった。

ここで、税金という主題と今まで伝えてきたことがリンクしてくる。そして、「税金が使われるということを初めて知った。」ということをきちんと伝えている。それまでは、税を意識していなかったということである。危険な個所を調べ、写真にとり、何とかしてほしいと区長さんに伝える。そこまでの意識しかなかったところが、いざ実現されるとなると、「税金」というもののお世話になる、ということを知る。この「知った。」ということも、丁寧に伝えている。端折らないで、丁寧に伝えることが大事であると考える。

そして、自分たちの提案で実際に税金が使われ、工事が進んでいく様子をこのように伝えている。「ドキドキする気持ちになった。」さらに、「身が引き締まる思いになった。」

中学生ではあるが、自分の希望する事が税によって実現されていく様をこのように伝えている。読む人にも緊張感が伝わってくる。

 今まで税について深く考えて事も気にしたこともなかったけど、実際に間近で使われている様子を見て、
(こんな風に税金は使われているんだ。)
と改めて知り、何より、自分たちの意見からそのお金が使われているんだから、税に対する関心が一層高まった。

その結果、今までは深く考えたことすらなかった、税に対する関心がこの出来事を通じて、工事の進行を目の当たりにして、一層高まるという事も、丁寧に伝えている。

 その後、私たちが提案した危険個所には、カーブミラーやガードレールが設置された。ピカピカのオレンジや白色が目に飛び込んでくる。これができてからは、より安全に登下校できるようになったことはもちろん、自分たちが地域のために貢献でき、地域の一員であることを改めて感じることができた。

そして、結果として、ピカピカの安全設備が設置され、安全に登下校できるようになった。そのことを通じて、地域のために貢献できたという思いと、地域の一員である、という誇りを持てたということが読んでいる者に新鮮な気持ちとして伝わってくる。

 現在も、カーブミラーやガードレールは安全のために使われ、私たちの登下校を見守ってくれている。何気なく納めている税金も、私たちが安心して豊かに暮らしていくためにこのように使われていると思うと、私は税の大切さを強く感じる。

このことを通じて、今までは何とも思わなかったカーブミラーやガードレールが、「見守ってくれている」つまり、税金が「見守ってくれている」というような豊かさ、安全に欠かせない税の大切さを感じていることが伝わってくるようだ。

 税は、社会をつくり、安全を保障してくれている。この社会のために私たちが出来ることはどんなことだろう。例えば、一人一人がきちんと税を納めることなのかもしれない。同時に、税についてみんなで考えることが、今一番大事なのではないだろうか。
納めた税は、いつか必ず私たちのために形を変えて返ってくる。そう思って生活していきたい。

結論として、安全な、安心な社会の保障のために、できる事はなんだろうか、という疑問を投げかけながら、その答えの一つとして一人一人が税を納める事かもしれない、と筆者の結論を書いている。

同時に、みんなで考える事も必要だと説く。

最後は筆者の心持ちが描かれている。

まとめ -書きたいことを思ったきっかけを出だしに-

この作文から学ぶことは沢山あるが、最初の出だしがすばらしいと思う。なにかしら書いてみようというテーマはあるかと思うが、筆が進まない。そういうときには、それを書こうと思ったきっかけの出来事、エピソードなどに思いをはせてみるのはいかがだろうか。

そこから丁寧に話を繋げてゆけば、きっと文章を書き進めていくことも楽になるのではなかろうか。

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