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聖書の勉強-ヨシュア記(カナン征服記1)

投稿日:2017年3月7日 更新日:

bible

よく、聖書には予言がされている、などと聞きます。

ふとしたことから、聖書に興味を持ち、聖書を勉強してみようと思いました。

■ヨシュア記(カナン征服記)

出エジプトをしたイスラエル人は、モーセの指導の下に荒野を四十年間旅し、ようやくにして約束の地カナンに入ることができました。
しかし、モーセは約束の地に入ることができず、約束の地を望み見ながら、モアブの平野にあるヨルダン川の近くのネボ山で死にました。
そのため、イスラエル人を率いて約束の地カナンへ入ったのは、モーセに仕えたヨシュアでした。
ヨシュア記には、ヨシュアによってどのように約束の地カナンに入ることができたのかについて記しております。
これを大まかに区分すると、次のようになります。
1.カナンの地の征服(1-12)
(1)モーセの後継者ヨシュア(1)
(2)エリコの町の様子を探る(2)
(3)ヨルダン川を渡る(3-4)
(4)ギルガルでの宿営(5)
(5)エリコの攻略(6)
(6)アカンの罪とアイの滅亡(7:1-8:29)
(7)エバル山での律法の朗読(8:30-35)
(8)ギブオン人の欺きとその結果(9)
(9)カナンの地の征服(10-12)
2.土地の分配(13-21)
(1)ヨルダン川東岸の土地の分配(13)
(2)土地分配の初め(14)
(3)ユダ族の所領地(15)
(4)ヨセフ族の所領地(16-17)
(5)残りの部族への分配(18-19)
(6)逃れの町(20)
(7)レビ族の人々の住む所(21)
3.ヨシュアの晩年(22-24)
(1)ヨルダン川東岸の諸部族の帰還(22)
(2)ヨシュアの告別の言葉(23)
(3)シェケムにおける誓約とヨシュアの死(24)

章001

★モーセの後継者ヨシュア

001:さて、主に忠実に仕えたモーセが死んでから、主はモーセを助けて働いていたヌンの子ヨシュアに、こう仰せられた。
002:「わたしに忠実に仕えたモーセは死んだ。だから、今あなたと民は皆このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの民に与えようとしている地に行きなさい。
003:あなたがたの行く所はすべて、わたしがモーセに語ったように、あなたがたに与える。
004:あなたがたの領土は、南はネゲブの荒野から、北はレバノン山まで、東はユーフラテス川から、西は地中海までである。
005:あなたの生涯に渡って、向う所敵は無く、モーセと共にいたように、わたしはいつもあなたと共にいる。わたしは、決してあなたを途中で見放したり、見捨てたりはしない。
006:心をしっかりとし、勇敢でありなさい。あなたは、わたしがイスラエルの民に与えると先祖たちに誓った地を、彼らに継がせなければならない。
007:ただ心をしっかりとし、勇敢であって、わたしに忠実に仕えたモーセがあなたに命じた戒めを、すべて守りなさい。これから決してそれていってはならない。そうすれば、あなたはどこへ行っても、うまくいく。
008:この律法の書を、いつも忘れず、昼も夜も覚えて、これを行いなさい。そうすれば、あなたのすることは、どんなことでもうまくいく。
009:わたしが命じたように、心をしっかりとし、勇敢でありなさい。恐れたり、おじけづいてはならない。主である神様が、あなたの行く所はどこでも、あなたと共にいるからである。」
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010:そこで、ヨシュアは民の指導者たちに、こう命じた。
011:「宿営の中を行き巡って、こう告げなさい。『食糧の準備をしなさい。三日以内に、このヨルダン川を渡って、主である神様が与えてくださる約束の地を占領し、そこに住むのだ。』」
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012:ヨシュアは、またルベン族、ガド族、およびマナセの半部族の者たちに、こう語った。
013:「主に仕えたモーセがあなたがたに、『主である神様は、あなたがたに安住の地を与える』と言っていたことを思い出しなさい。
014:あなたがたの家族の者たちや家畜は、モーセがあなたがたに与えた、ヨルダン川の東の地に留まっていなさい。しかし、成人した男子は皆武装し、その先頭に立って、戦いなさい。
015:主があなたがたに与えられたように、ほかの部族の者たちにも安住の地をお与えになり、そこに住むようになるなら、あなたがたはヨルダン川の東側の定住地に帰って来て、そこに住むことができる。」
016:すると、彼らはそれを受け入れた。「お命じになったことはすべて、その通りにします。また、どこへでも行けと言われる所へ参ります。
017:今までモーセに従って来たように、あなたに従って参ります。主である神様がモーセと共におられたように、あなたとも共にいてくださいますように。
018:あなたの命令は絶対です。もし従わない者があれば、死ぬだけです。どうぞ心をしっかりとし、勇敢であってください。」

章002

★エリコの町の様子を探る

001:ヌンの子ヨシュアは、シティムから二人の者を遣わそうとして、彼らに言った。「特にエリコの町の様子をよく見て来なさい。」彼らはラハブという売春婦の家に行き、そこに泊った。
002:ところが、エリコの王に、「イスラエル人のスパイらしい男たちが、今晩町に忍び込んで来ました」と、通報する者があって、
003:王は、ラハブの家に官憲を差し向け、二人の引き渡しを要求した。「お宅に来ている二人の男はスパイだ。さあ、その男を引き渡してもらおうか。」
004:けれども、ラハブはすでに二人をかくまったまま、こう答えた。「確かにその二人の男は、私どもの所に来ました。私どもは、それがどういう素性の男なのか知りませんでした。
005:それに、暗くなって、町の門がしまる少し前に、町から出て行ってしまいました。どこへ行ったのか分りませんが、急いで行けば、追い付くかもしれません。」
006:ところが、彼女は二人を屋上に案内して、そこに並べてあった亜麻の中に隠していた。
007:官憲は、急いで外に出、ヨルダン川へ続く道を行き、渡し場に向った。彼らが町の門を出ると、門は閉ざされた。
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008:ラハブは、二人がまだ寝てしまわないうちに、屋上にやって来て、
009:彼らに話した。「主がこの地をあなたがたにお与えになることを私は知っています。私たちはあなたがたを恐れています。この地の住民は、あなたがたのことで、震えおののいています。
010:あなたがたがエジプトから出て来た時、主が紅海の水をからしてしまわれたこと、また、ヨルダン川の東側にいたエモリ人の二人の王シホンとオグをどんな目に遭わせたかということ、つまり、絶滅してしまったことを、聞いて知っているのです。
011:そのことを聞いて、私たちは肝がつぶれるほど驚き、全く意気消沈してしまいました。あなたがたが信じている主である神様は、天にも地にも一人しかいらっしゃらない本当の神様だと思います。
012:お願いです。私どもがあなたがたに親切にしてあげたように、あなたがたも私ども一家を助けてください。そのことを今、主に誓っていただきたいのです。その証拠になるものを頂くことはできないでしょうか。
013:私ども一家の命を救ってください。」
014:二人は彼女に約束した。「あなたが私たちのことを、だれにも話さなければ、私たちは命を懸けて、あなたがたを救いましょう。また、主が私たちにこの地を与えてくださる時、あなたがたを特別に扱いましょう。きっと守ってあげます。」
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015:そこで、ラハブは綱で彼らを窓からつり下ろした。彼女の家は、町の城壁の上にあったからである。
016:彼女は二人に言った。「追手に会わないためには、山へ行くことです。追手が引き返して来るまで三日間ほど身を隠していれば、後は安全です。それから、お帰りなさい。」
017:二人は彼女に約束した。「約束したことは必ず守ります。
018:私たちが今度来る時には、この窓に赤いひもを結び付けておきなさい。また、家族の人は皆この家の中にいることです。
019:外に出て殺されても、私たちの責任ではありません。けれども、家の中にいる人に危害を加えるようなことがあれば、私たちの責任です。
020:私たちのことを、ほかの人に話さないという約束は必ず守ってください。それを破れば、どんなことが起っても、それはあなたのせいです。」
021:ラハブは、受け合った。こうして、彼らはそこから去り、彼女の家の窓には、赤いひもが結び付けられた。
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022:二人は山へ行き、追手が引き返して来るまで三日間そこに身を隠していた。追手は道中くまなく彼らを捜したが、見付けることができなかった。
023:こうして、二人は山を下り、ヨルダン川を渡って、ヌンの子ヨシュアの所に帰って来て、一切のことを報告した。
024:「確かに、主は約束の地を全部、私たちの手に渡されました。あの地の民は、もうすでに意気消沈しています。」

章003

★ヨルダン川を渡る

001:ヨシュアは翌朝早く起き、イスラエルの民全部を率い、シティムを出発して、ヨルダン川の岸に着き、そこで野営した。
002:三日たってから、指導者たちは、宿営の中を行き巡って、
003:民に命令を伝えた。「主である神様の十戒の箱を担いでいる祭司たちの姿が見えたら出発し、その後に付いて行きなさい。
004:ただし、箱から一キロ離れて、付いて行きなさい。それ以上近付いてはならない。祭司たちが先頭に立って行くのは、道案内のためであり、主が先導してくださるのである。」
005:それから、ヨシュアは民に命じた。「身を清め、主に信頼しなさい。主は明日驚くべき奇蹟を行われる。」
006:また、祭司たちに命じた。「十戒の箱を担ぎ、民の先頭に立って、ヨルダン川を渡りなさい。」祭司たちはその通りにして出発した。
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007:主はヨシュアに仰せられた。「わたしは、今日、イスラエルの民全体が見ている所で、あなたの偉大なことを示そう。それは、わたしがモーセと共にいたように、あなたと共にいることを、彼らに知らせるためである。
008:十戒の箱を担ぐ祭司たちに、こう命じなさい。『ヨルダン川の水際まで行ったら、ヨルダン川の中に入って、そこに立ち続けなさい。』
009:ヨシュアはイスラエルの民に、主である神の言葉を聞くようにと言ってから、
010:こう言った。「生きておられる本当の神様があなたがたのうちにおられ、カナン人、ヘテ人、ヒビ人、ペリジ人、ギルガシ人、エモリ人、エブス人などを、あなたがたの前から追い払ってくださることを知りなさい。
011:さあ、十戒の箱はあなたがたの先頭に立って、ヨルダン川を渡ろうとしている。
012:だから、今特別な務めに就く者を、それぞれの部族から一人ずつ、全部で十二人選びなさい。
013:世界の主であるお方の箱を担ぐ祭司たちの足がヨルダン川の中に入った瞬間、川の流れはせき止められ、上から流れて来る水はダムのように、高く盛り上がるようになる。」
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014:イスラエルの民は、ヨルダン川を渡るために、天幕を出発し、祭司たちは十戒の箱を担いで、先頭に立って行った。
015:箱を担ぐ祭司たちが、ヨルダン川に来て、その足を水に入れた瞬間、岸一杯まで水をたたえていたヨルダン川は、
016:上から流れて来る水が止り、はるかかなたのツァレタンのそばにある町アダムの所で、高く盛り上がり、死海へ注ぐ水は、そのまま死海へ入ってしまったので、川底が現れ、そこをイスラエルの民はエリコに向って渡った。
017:主の十戒の箱を担ぐ祭司たちは、ヨルダン川の中の川底の乾いた地面に立っている間に、イスラエルの民は全員ヨルダン川を渡ってしまった。

章004

★記念のための十二の石

001:民が皆ヨルダン川を渡ってしまうと、主はヨシュアに仰せられた。
002:「各部族から一人ずつ、全部で十二人を選び出し、
003:ヨルダン川の中で、祭司たちが立っている所の石を十二個取って来させ、それを今夜泊る宿営地に据えて、記念としなさい。」
004:そこで、ヨシュアは、すでに用意しておいた十二人の者を召し出し、
005:彼らに、こう命じた。「主である神様の箱を担いでいる祭司たちのいるヨルダン川の真中に行って、そこにある石を、イスラエルの部族の数通り、それぞれ一個ずつ、全部で十二個を、肩に担いで行きなさい。
006:それを記念の印としよう。後世になって、子孫たちがその石の意味を聞いた時に、
007:こう答えたらよい。主の十戒の箱がヨルダン川を渡った時、ヨルダン川の水がせき止められたことを、いつまでもイスラエルの民が忘れないためである。」
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008:十二人の者は、ヨシュアの命令に従い、主の仰せられた通りに、ヨルダン川の川底から十二個の石を取り、それを担いで渡り、彼らの泊る宿営地に据えた。
009:ヨシュアは、また祭司たちが十戒の箱を担いで立っていたヨルダン川の川底にも、十二個の石を据えて、記念としたが、それはこの書物を書いている今も、そこに残っている。
010:箱を担いでいた祭司たちは、主が命じられた通りに民がするまで、ヨルダン川の川底に立っていた。これは、以前モーセがヨシュアに命じたことでもあった。
011:民が全部渡ってしまうと、主の箱を担いでいた祭司たちも、皆の見ている所で川を渡った。
012:ルベン族と、ガド族と、マナセの半部族は、モーセに言われた通り、全イスラエルの先頭に立って、武装して進み、
013:約四万人が、エリコの平原で戦うために進んで行った。
014:その日、主は、イスラエルの民全体が見ている所で、ヨシュアの偉大なことを示されたので、彼らは以前モーセを恐れたように、生涯に渡ってヨシュアを恐れ、彼に従った。
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015:主がヨシュアに、
016:「十戒の箱を担ぐ祭司たちに、ヨルダン川から上がって来るように命じなさい」と仰せられると、
017:ヨシュアはそのように祭司たちに命じた。
018:主の十戒の箱を担いでいた祭司たちが、ヨルダン川の真中から上がって来て、祭司たちの足が岸の土を踏んだ瞬間、ヨルダン川の水は、元通りに流れ始め、岸一杯まで水をたたえた。
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019:民は、ユダヤの暦の一月十日に(今日の四月に当る)、ヨルダン川を渡り、エリコの町の東の境にあるギルガルに宿営した。
020:ヨシュアは、ヨルダン川の川底から取って来た十二個の石を、そこに据えた。
021:そして、ヨシュアはイスラエルの民に、この記念の石について説明した。「後世になって、子孫たちがその石の意味を聞いた時に、
022:こう説明しなさい。イスラエルの民がヨルダン川を渡った時、水がせき止められ、水の無い所を渡った。
023:主である神様は、全員が渡ってしまうまで、水をせき止めておいてくださった。ちょうど紅海を渡った時と同じようにしてくださった。
024:それは、全世界の人々が、主の驚くべき力を知り、また、あなたがたがいつまでも主である神様を恐れかしこむためである。」

章005

★神の民の印としての割礼

001:ヨルダン川の西側にいたエモリ人の王たちと地中海沿岸に住んでいたカナン人の王たちは、主がヨルダン川の水をせき止めて、イスラエル人を渡らせたことを聞いて、肝がつぶれるほど驚き、全く意気消沈してしまった。
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002:その時、主はヨシュアに仰せられた。「火打石でナイフを作り、イスラエルの男子全員に、主の民である印の割礼を施しなさい。」
003:そこで、ヨシュアは火打石でナイフを作り、ギブアテ・ハアラロテで、割礼の儀式を行った。
004:ここでヨシュアが割礼の儀式を行わなければならなかった理由はこうである。エジプトから出て来た民のうち、戦争に出られる二十歳以上の男子は、すべて荒野で死んでしまった。
005:彼らは、皆割礼を受けていたが、途中、荒野で生れた者たちは、割礼を受けていなかった。
006:イスラエルの民は四十年間、荒野を放浪していたが、彼らは主の御声に聞き従わなかったため、約束の地である乳と蜜の流れる地に入ることができず、皆荒野で死んでしまったのである。
007:そこで、ヨシュアは途中で生れた者たちに割礼を施した。
008:全員がここで割礼を受けたので、傷が治るまで、そこに留まった。
009:その時、主はヨシュアに仰せられた。「今日わたしは割礼を受けていないという恥を、あなたがたから取り除いた。」そこで、そこをギルガルと呼び、これを書いている今日でも、そのように呼ばれている。

★過越のいけにえをささげ、マナの降ることがやんだ

010:イスラエルの民は、ギルガルに宿営していた時、ユダヤの暦の一月十四日に(今日の四、五月に当る)、過越のいけにえをささげた。
011:その翌日、彼らはその地の産物、イースト菌の入っていないパンと、炒り麦を食べた。
012:彼らがその地の産物を食べた翌日から、マナの降ることはやみ、もうマナを二度と見ることがなかった。それ以来、彼らはカナンの地の産物を食べた。

★ヨシュアの特別な体験

013:さて、ヨシュアがエリコの町の近くに来た時、ふと見ると、そこに一人の人が抜き身の刀を持ち、こちらを向いて立っていた。ヨシュアはそばに近寄り、「味方か、それとも敵か」と問いただすと、
014:その人はこう仰せられた。「わたしは敵でも味方でもない。主の軍勢の最高司令官として、ここに来ている。」そこで、ヨシュアは地にひれ伏して拝み、「何なりとご命令をお下しください」と申し上げた。
015:すると、主の軍勢の最高司令官は、ヨシュアにこう仰せられた。「靴を脱ぎなさい。あなたが今立っている所は、神聖な地である。」ヨシュアはその通りにした。

章006

★エリコの攻略

001:さて、エリコの城門は、イスラエル人を恐れて、堅く閉ざされており、だれ一人として出入りする者はなかった。
002:その時、主はヨシュアに仰せられた。「わたしは、エリコの町とそこの住民たちを、すべてあなたがたの手に渡す。
003:あなたがた戦いに出る者たちは、六日の間、毎日一回、町の周囲を回りなさい。
004:七人の祭司が雄羊の角のラッパを持って、まず十戒の箱に先立ち、毎日町の周囲を回り、七日目には、七回町を回ってから、祭司たちは一斉にラッパを吹き鳴らしなさい。
005:祭司たちがラッパを一きわ長く吹き鳴らしたら、皆一斉に大声でときの声を上げる。そうすれば、町の城壁は崩れ落ちてしまうから、町に攻め込みなさい。」
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006:ヌンの子ヨシュアは、祭司たちを召し寄せて、指示を与えた。「十戒の箱を担ぐ祭司たちの前に、七人の祭司が進み、それぞれ雄羊の角のラッパを持って行くこと。」
007:次いで民に指示を与えた。「武装した者たちが先頭に立ち、祭司たちがそれに続いて行くこと。」
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008:ヨシュアが民に指示を与えると、雄羊の角のラッパを持った七人の祭司たちは、主の箱を担いでいる祭司たちに先立って、ラッパを吹き鳴らしながら進んだ。
009:武装した者たちは先頭と一番後ろに進み、彼らが歩いている間中、ラッパは吹き鳴らされていた。
010:また、ヨシュアは民に命じた。「あなたがたは、私が叫べと言う時まで、何も言ってはならない。」
011:こうして、主の箱を担いだ一行は、町の周囲を一回だけ回ると、そのまま宿営に帰り、そこで夜を過した。
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012:翌朝ヨシュアは早く起き、祭司たちは主の箱を担いだ。
013:雄羊の角のラッパを持った七人の祭司たちは、昨日と同様、主の箱を担ぐ祭司たちに先立って、ラッパを吹き鳴らしながら進んだ。武装した者たちも、昨日と同様、先頭と一番後ろに進み、彼らが歩いている間中、ラッパを吹き鳴らした。
014:このようにして、六日間同じことを繰り返した。
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015:七日目には、夜明けと共に起き出し、同じように町を七回回った。七回回ったのは、この日だけであった。
016:七回回った後、祭司たちが一きわ長くラッパを吹き鳴らすと、ヨシュアは民に命じた。「ときの声を上げよ。主は、この町を私たちに下さった。
017:この町の住民を皆殺しにせよ。ただし売春婦ラハブとその家族は助けなければならない。私たちのあの二人を助けてくれた恩人だ。
018:戦利品には手を付けてはならない。すべて壊してしまえ。それを惜しんで、後で主の災をこうむることがないように。
019:ただし、金、銀、青銅、鉄など金属製の器は、主が聖別されたものなので、これは主のもとに持って来なさい。」
020:祭司たちが一きわ長くラッパを吹き鳴らすと、民はあらん限りの大声を上げて叫んだ。すると、城壁が崩れ落ちたので、町になだれ込み、攻め取った。
021:彼らは命令通り、町中の者たちを皆殺しにした。
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022:ヨシュアはこの町の様子を見に来たあの二人に命じた。「あの売春婦の家に入って、その一家を助け出し、約束を果して来なさい。」
023:その二人は、ラハブとその家族を助け出して、イスラエルの宿営の外に連れて来た。
024:その後、町は火で焼かれた。ただし、金、銀、青銅、鉄など金属製の器は、主のものとして取っておかれた。
025:売春婦ラハブとその家族は、ヨシュアが生かしておいたので、この書物を書いている今でも、イスラエル人の中に住んでいる。それは、ヨシュアがエリコの町の様子を見に行かせたあの二人をかくまって、助けてくれたからである。
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026:ヨシュアは、その時、人々に宣言した。「このエリコの町を再建しようとする者は、主の呪いを受ける。土台を据える者は長男を殺され、門を造る者は、末の子を失うことになる。」
027:主は、ヨシュアと一緒におられたので、彼の名声はあまねくその地に知れ渡った。

章007

★アカンの罪

001:ところで、イスラエルの民の中で、罪を犯した者がいた。それは、ユダ族のカルミの子で、ザブディの孫、ゼラフの曽孫に当るアカンが、戦利品の一部を自分のものとしてしまったことであった。そこで、主の激しい怒りがイスラエルの民に下った。
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002:ヨシュアはエリコから、ベテルの東、ベテ・アベンの近くにあるアイという町に、何人かの者たちを遣わそうとして、彼らに言った。「アイの町の様子をよく見て来なさい。」彼らは、その通りにし、
003:帰って来て、ヨシュアに報告した。「アイは小さな町ですから、全員で行く必要はありません。せいぜい二、三千人行って攻撃すれば十分です。」
004:そこで、約三千人が攻撃に加わったが、たちまち敗走した。
005:そして三十六人は殺され、アイの軍にシェバリムまで追撃されて来たので、肝がつぶれるほど驚き、意気消沈してしまった。
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006:ヨシュアは長老たちと一緒に主の箱の前で悲しみ嘆いた。
007:そして主に祈った。「主である神様。あなたはどうして私たちにヨルダン川を渡らせておきながら、エモリ人の手によって滅ぼされるのですか。私たちは、ヨルダン川の東側に留まっていてもよかったのではありませんか。
008:主である神様。イスラエルの民が敗れた今となっては、もうどうすることもできません。
009:カナン人やこの近隣の民は、これを聞いて、私たちに襲い掛り、全滅させられてしまいます。それで、あなたは御自分のために、どうなさるおつもりですか。」
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010:その時、主はヨシュアに仰せられた。「立ちなさい。どうして意気消沈しているのか。
011:イスラエルの民は、罪を犯した。わたしの戒めを破り、取ってはならないと命じておいた戦利品の一部を盗み、偽って自分のものとしてしまった。
012:だから、イスラエルの民は敗れてしまった。壊してしまえと命じておいた戦利品を、一つ残らず取り除いてしまわない限り、わたしはあなたがたと共にいることはできない。
013:さあ、立って、皆の者に告げなさい。『それぞれ、明日に備えて身を清め、主に信頼しなさい。主である神様はこう仰せられる。「イスラエルの民の中には、壊してしまわなければならない戦利品を持っている者がいる。それを一つ残らず取り除いてしまわない限り、敵に勝つことはできない。」
014:明日の朝、部族ごとに進み出なさい。主は犯人のいる部族を摘発なさるはずだ。部族から氏族、氏族から家族、家族の中では男子は一人ずつ進み出なさい。
015:戦利品を隠し持っている者は、全財産もろとも火で焼き殺される。それは、主の戒めを破って、イスラエルの民の中で、恥ずべきことを行ったからである。』」
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016:ヨシュアは翌朝早く起き、イスラエルの民を部族ごとに調べて行くと、ユダ族が摘発された。
017:次に、ユダ族の中のゼラフ氏族が、次いで、その中のザブディの家族が摘発された。
018:そして、ザブディの家族を男子一人一人調べて行くと、カルミの子アカンが摘発された。
019:そこで、ヨシュアはアカンにただした。「さあ、イスラエルの主である神様に栄光を帰し、主に告白し、正直に言いなさい。」
020:アカンは白状した。「私は主である神様に対して罪を犯しました。
021:私は、戦利品の中に、バビロン産の美しい外套と、銀二・三キログラムと、〇・六キログラム分に当る金の延べ棒があるのを見て欲しくなり、それらを取って、天幕の中の地面を掘って埋めました。銀は一番下にあります。」
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022:そこで、ヨシュアは人々をやって、戦利品を捜させた。すると、天幕の中に、それらのものがあって、銀は一番下にあった。
023:彼らは、それらをヨシュアとイスラエルの民の所に運んで来て、主の前に並べた。
024:ヨシュアは、イスラエルの民全員の手で、アカンを捕え、自分のものにしていた戦利品や、彼の息子、娘、家畜を、全財産と一緒に、アコルの谷へ引いて行った。
025:そこで、ヨシュアはアカンに言った。「どうして私たちに災をもたらしたのか。今度は、主がお前に災を下される。」イスラエルの民全員が石を持って、彼と家族を打ち殺し、戦利品や財産は火で焼いた。
026:そして、そこに石を高く積み上げたが、この書物を書いている今も、まだ残っている。こうして、主はイスラエルの民に対して激しく怒ることをやめられた。そういうわけで、そこは今でもアコルの谷と呼ばれている。

章008

★アイの滅亡

001:主はヨシュアに仰せられた。「恐れたり、おじけづいたりしてはならない。わたしが共にいる。全軍を率いて、アイを攻撃しなさい。わたしは、アイの町とそこの住民たちをすべて、あなたがたの手に渡す。
002:あなたがたは、エリコの時と同じように、アイに対してもしなければならない。ただし、今回は分捕物や家畜を、戦利品として自分のものにしてもよい。まず町の後ろに伏兵を配置しておきなさい。」
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003:そこで、ヨシュアは三万人の精兵を選び、本隊が行動を開始する前に、夜のうちに伏兵を、町の後ろに派遣した。
004:彼らの任務について、ヨシュアは説明した。「先発隊は町の背後に向い、そこで待機する。
005:われわれ本隊は、正面攻撃を仕掛けた後、敵が反撃して来た時、前回同様、逃げることにする。
006:敵はそのまま追撃して来ることになる。
007:その時、先発隊は直ちに町に侵入し、これを占領する。主である神様がこれらのことをすべて成功させてくださる。
008:町に侵入したならば、すぐに火を付けること。これらの手順を一つも間違えてはならない。よいな。」
009:それから、ヨシュアは彼ら三万人を派遣した。彼らは、アイの西方のベテルとアイの間に行って、身を隠した。ヨシュアは、その夜、本隊と一緒に過した。
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010:翌朝、ヨシュアは早く民を召集し、長老たちと一緒に、本隊の先頭に立って、アイを攻撃した。
011:まず町に近付き、アイの北側に陣を取った。アイの町とヨシュアの本陣の間には一つの谷があって、これを隔てていた。
012:ヨシュアは先の三万人の伏兵に加えて、五千人の伏兵を送り、ベテルとアイの間に配置した。
013:こうして、本隊を町の北に置き、伏兵を町の西に置いた。ヨシュアはその谷で夜を過した。
014:アイの王は、イスラエルの本陣を見ると、全軍を率いて、アラバの平原で戦うため、町を出て来た。しかし、王は伏兵が配置されていることを知らなかった。
015:ヨシュアに率いられるイスラエルの本隊は、敗走するかのようにして、荒野へ退却した。
016:アイの町からは、彼らを追撃するため、全員が町から出て、
017:町の中はもぬけの殻になってしまった。
_
018:そこで、主はヨシュアに仰せられた。「手にしている投槍を、アイの方に向けて差し伸しなさい。わたしはアイをあなたがたの手に渡す。」ヨシュアは、投槍を、アイの方に向けて差し伸した。
019:すると、伏兵はすぐに立ち上がり、町になだれ込み、火を付けた。
020:町を出て、イスラエル軍を追撃していたアイの住民が、後ろを振り返って見ると、町が火で焼け、その煙が天に立ち上っていたので、万事休してしまった。イスラエル軍の本隊は、引き返し、アイの民に対して反撃し始めた。
021:ヨシュアとイスラエルの全軍は、アイの軍を打ち破った。
022:町に火を放った伏兵も町から出て来て戦ったので、アイの軍は挟み打ちになり、全滅してしまった。
023:しかし、アイの王は生け捕りにして、ヨシュアの下に連れて来た。
_
024:イスラエル軍は、町から出て来たアイの全軍を殺してしまうと、町へ取って返し、残っていた者たちを皆、殺してしまった。
025:その日、殺されたアイの住民は、一万二千人であった。
026:ヨシュアは、アイの住民を絶滅してしまうまでは、投槍を伸したままにしていた。
027:ただし、その町の家畜と分捕物は、主がヨシュアに命じられた通りに、彼らの戦利品として、自分たちのものにした。
028:こうして、ヨシュアがアイの町を焼いて、いつまでも荒れ果てた丘としたが、この書物を書いている今も、まだ残っている。
029:ヨシュアは、アイの王を夕方まで木に掛けて、さらし者にし、日が沈むころ、その死体を木から下ろして、町の門の入口に投げ捨て、その上に石を高く積み上げたが、この書物を書いている今も、まだ残っている。

★エバル山での律法の朗読

030:それから、ヨシュアは、エバル山に、イスラエルの主である神のために一つの祭壇を築いた。
031:それは、主に仕えたモーセが律法の書に記しているように、のみを使わない自然のままの石の祭壇であって、その上で、完全に焼き尽すいけにえや、和解のいけにえを、主にささげた。
032:その所で、ヨシュアはモーセが書いた律法の写しを、イスラエルの民の前で、石の上に書き記した。
033:それから、長老、行政官、裁判官、外国人を含むイスラエルの民全員が二組に分れ、十戒の箱を担ぐレビ族の祭司を挟んで、一方はゲリジム山のふもとに、もう一方はエバル山のふもとに立った。それは、イスラエルの民を祝福するためであった。
034:それから後、ヨシュアは律法の書に書き記されている祝福と呪いの言葉を、ことごとく読んだ。
035:モーセが与えたすべての戒めの中で、ヨシュアがイスラエルの民全員の前で読まなかったものは一つも無かった。

章009

★ギブオン人の欺きとその結果

001:さて、ヨルダン川の西側で、北はレバノン山に至る地中海沿岸に住むヘテ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の王たちは、イスラエル軍が勝利を得て進んで来ることを聞くと、
002:連合して、ヨシュアに率いられるイスラエル軍と戦おうとした。
_
003:ところが、ギブオンの住民たちは、ヨシュアの軍勢がエリコとアイを攻略したことを聞くと、
004:策略をめぐらし、使者を送った。彼らは、いかにも遠い国から来たかのような格好をし、
005:古い靴と、古い服を身に着け、かさかさのパンと、つぎはぎだらけの皮袋に入れたぶどう酒などを持っていた。
006:彼らは、ギルガルのイスラエルの陣営に来て、こう言った。「私どもは遠い国から参りました。皆さんと友好条約を結びたいと思っております。」
007:イスラエルの民はそのヒビ人に答えた。「この辺りに住んでいるのではないのか。もしそうなら、友好条約など結ぶわけにはいかない。神様は、この辺りの者たちを滅ぼせとお命じになっている。」
008:すると、彼らはヨシュアにすがるようにして言った。「私どもを奴隷として使ってください。」ヨシュアは彼らに尋ねた。「あなたがたは、一体何者か。どこから来たのか。」
009:彼らは神妙に答えた。「私どもは、遠い国から主である神様を慕って参りました。主がエジプトの国で行われた奇蹟についても聞きましたし、
010:また、ヨルダン川の東側にいたエモリ人の二人の王、ヘシュボンのシホン王と、アシュタロテにいたバシャンのオグ王をどんな目に遭わせたかということも聞きました。
011:それで、私どもの長老や民が申しますのに、『旅の用意をして、イスラエルの人々を尋ねて来なさい。奴隷になって、友好条約を結んで来るように。』こういうわけでございます。
012:私どもが持っておりますこのパンは、家を出る時に用意をしたものですが、今はもう、ご覧の通り、かさかさになってしまいました。
013:また、ぶどう酒を入れた皮袋も、新しかったのですが、破れてしまい、服も靴も、ご覧の通り、長旅ですっかりぼろになってしまいました。」
014:そこで、イスラエルの民は、彼らの食糧を自分で調べてみたが、主の御心を伺わなかった。
015:そして、ヨシュアは彼らと友好条約を結び、彼らを生かしておくことを、会衆の上に立つ族長たちに誓った。
_
016:彼らが友好条約を結んでから三日たつと、その人たちは近くに住んでいる人たちで、すべてがうそであることが分った。
017:イスラエルの民は調査のため、彼らの町へ行ったが、三日でそこに着いた。彼らの町というのは、ギブオン、ケフィラ、ベエロテ、キルヤテ・エアリムであった。
018:会衆の上に立つ族長たちがすでに主である神に誓っていたので、イスラエルの民は彼らの町を攻撃しなかった。しかし、民は族長たちに対し、このうかつな友好条約のことで、文句を言った。
019:族長たちは、懸命に説明した。「私たちは彼らのことで、主である神様に誓ってしまった。そこで、それを変えることはできない。
020:彼らを生かしておけば、誓いを守ることになるので、神様の裁きが下ることはない。」
021:こうして、彼らはイスラエルの民のために奴隷として、薪を割ったり、水を汲む働きをするようになった。
_
022:ヨシュアは、彼らを呼び付けて、問いただした。「あなたがたは、この辺りに住んでいながら、どうして私たちをだまして、遠い所に住んでいるなどと言ったのか。
023:そういうことをした以上、神様の呪いが下るのは当然だ。これからはいつまでも奴隷として、神の民に仕え、薪を割ったり、水を汲み続けるだろう。」
024:すると、彼らはそれに答えた。「主である神様が、忠実に仕えたモーセに対し、この地をすべて征服し、住民をことごとく殺してしまうようにお命じになったことを、私どもは聞きました。そこで、なんとかして生き長らえたいと思いまして、このようなことをしたのです。
025:どうぞ、何なりと気の済むようになさってください。」
026:そこで、ヨシュアは彼らを殺さないように保護した。
027:こうして、その日から、彼らは主の民とやがて築かれる主の祭壇のために、奴隷として、薪を割ったり、水を汲んだりする働きをすることになった。それは、この書物を書いている今も、そうである。

章010

★五人の王と南部の町々の征服

001:さて、エルサレムのアドニ・ツェデク王は、ヨシュアの率いるイスラエル軍が、アイを攻略して、そこを絶滅し、エリコの王にしたのと同じように、アイの王も殺害したこと、および、ギブオンの人々がイスラエル軍と友好条約を結んで、その中で働いていることを聞くと、
002:一方ならず恐れた。ギブオンもアイも決して小さな町ではなく、そこの住民たちは勇敢な人々であったからである。
003:そこで、エルサレムのアドニ・ツェデク王は、ヘブロンのホハム王、ヤルムテのピルアム王、ラキシュのヤフィア王、エグロンのデビル王に使いをやって、こう言わせた。
004:「ギブオンはヨシュアの率いるイスラエル軍と友好条約を結んだので、ギブオンをたたこうと思います。ついては、ご助勢いただきたい。」
005:そこで、この五人のエモリ人の王たちの連合軍は集結し、ギブオンを攻撃した。
_
006:ギブオンの人々は、ギルガルの陣営にいるヨシュアの所に使いをやり、助勢を頼んだ。「私どもは今、エモリ人の王たちの連合軍によって攻撃を受けようとしております。どうかすぐ援軍を送って、救出に来てください。」
007:そこで、ヨシュアは直ちにイスラエル軍を率いて、ギルガルを発ち、救援に向った。
_
008:主はヨシュアに仰せられた。「彼らを恐れてはならない。わたしが共にいる。わたしは彼らをあなたがたの手に渡した。向う所敵無しである。」
009:それで、ヨシュアは全軍を率い、ギルガルから夜通し上って行き、奇襲を掛けた。
010:主が彼らの心を攪乱させられたので、イスラエル軍はギブオンで多くの人々を打ち倒し、ベテ・ホロンの上り坂を登って行く敵を、アゼカとマケダまで追撃した。
011:彼らが敗走して、ベテ・ホロンの下り坂を走っていた時、アゼカに至るまでの間、主は大粒の雹を彼らの上に降らせたので、彼らの多くは、その雹に当って、死んでしまった。イスラエル軍が刀で殺した者よりも、雹に当って死んだ者の方が多かった。
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012:イスラエル軍がエモリ人の連合軍を打ち破っていた時、ヨシュアは大声で主に祈った。|「太陽は、ギブオンの上に留まり、/月は、アヤロンの谷で動くな。」/
013:すると、イスラエルの民が敵を絶滅してしまうまで、太陽も月も運行を止めた。これはヤシャルの書に記されている。太陽は、丸一日の間天に止ったままで、動かなかった。
014:これは奇蹟であって、主がこのように人の祈りを聞き入れて、天体の運行を止めるという奇蹟を行われたことは、この時限りであった。これは、主がイスラエルの民のために戦ってくださったのである。
_
015:ヨシュアはイスラエル軍と共にギルガルの陣営に引き揚げた。
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016:あの五人の王たちは逃げて行き、マケダのほら穴に身を隠した。
017:ところが、彼らが身を隠しているのを知って、ヨシュアに報告した者があったので、
018:ヨシュアは、そのほら穴の入口を石でふさいで、逃げられないようにし、見張り人を置くように命じてから、
019:こう言った。「敵を追撃して、町に入らせてはならない。主は、彼らを絶滅させようとしておられる。」
020:ヨシュアの率いるイスラエル軍は、敵を絶滅させるために、掃討戦を繰り返した。わずかの生き残りは、城壁のある町に逃げ込んでしまったので、
021:イスラエル軍は、皆無事にマケダの陣営のヨシュアの下に引き揚げた。その後イスラエル軍に攻撃を仕掛けて来る者はなかった。
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022:それから、ヨシュアは、ほら穴に閉じ込めてある、あの五人の王たちを引き出して来るよう命じたので、
023:彼らは引き出されて来た。それは、エルサレムの王、ヘブロンの王、ヤルムテの王、ラキシュの王、エグロンの王であった。
024:その王たちが引き出されて来ると、ヨシュアは軍の指揮官として従軍した部族長たちに命じて、その王たちの首に足を掛けさせ、
025:こう言った。「恐れたり、おじけづいたりしてはならない。心をしっかりとし、勇敢でありなさい。主は、すべての敵を、このようにされるのだ。」
026:それから、ヨシュアは彼らを処刑し、死体を五本の木に掛け、夕方まで、さらし者にしておいた。
027:日が沈むころ、ヨシュアの命令によって、死体を木から下ろし、彼らが隠れていたほら穴の中に投げ捨て、ほら穴の入口に大きな石を置いたが、この書物を書いている今も、まだ残っている。
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028:その同じ日に、ヨシュアはマケダの町を占領し、そこを絶滅し、その王も殺害した。
_
029:ヨシュアはイスラエルの全軍を率いて、マケダからリブナに進撃し、その町を攻撃した。
030:主が、その町もイスラエル軍の手に渡されたので、その町を絶滅し、その王も殺害した。
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031:ヨシュアはまた、全軍を率いて、リブナからラキシュに進撃し、その町を攻撃した。
032:主が、その町もイスラエル軍の手に渡されたので、二日目に、その町を絶滅し、リブナと全く同じようにした。
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033:その時、ゲゼルの王ホラムが、ラキシュの救援に来たので、ヨシュアは彼らも絶滅した。
_
034:ヨシュアはまた、全軍を率いて、ラキシュからエグロンに進撃し、その町を攻撃した。
035:彼らは、その日のうちに、その町を絶滅し、ラキシュと全く同じようにした。
_
036:ヨシュアはまた、全軍を率いて、エグロンからヘブロンに進撃し、その町を攻撃した。
037:彼らは、その町も絶滅し、エグロンと全く同じようにした。
_
038:ヨシュアはまた、全軍を率いて、デビルに引き返し、その町も攻撃した。
039:彼らは、その町も絶滅し、ヘブロンやリブナと全く同じようにした。
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040:こうして、ヨシュアが率いるイスラエル軍は、山地、南部、低地、山の傾斜地に住む者たちを攻撃し、絶滅してしまった。主である神が命じられた通りにした。
041:それは、カデシュ・バルネアからガザまで、およびゴシェンからギブオンまでのすべての地域に渡っている。
042:主である神が、イスラエルの民のために戦われたので、ヨシュアに率いられるイスラエル軍は、この地を攻略することができた。
043:その後、ヨシュアはイスラエルの全軍を率いて、ギルガルの陣営に引き揚げた。

章011

★ハツォンとその同盟国(北部の町々)の征服

001:ハツォルのヤビン王は、これらの出来事を聞いて、次の王たちに使いをやった。それは、マドンのヨバブ王、シムロンの王、アクシャフの王、
002:北方の山地の王たち、ガリラヤ湖の南、アラバの王たち、低地の王たち、西方のドルの高地の王たち、
003:東西のカナンの王たち、エモリ人の王たち、ヘテ人の王たち、ペリジ人の王たち、山地のエブス人の王たち、ミツパにあるヘルモン山のふもとの町に住むヒビ人の王たちである。
004:彼らは、その呼び掛けに呼応し、それぞれその軍勢を率いて出て来た。その軍勢は数えきれないほど多く、馬や戦車もおびただしいものであった。
005:王たちの連合軍は結集し、メロム湖の所に陣を敷き、イスラエル軍を迎え撃つ格好になった。
_
006:主はヨシュアに仰せられた。「彼らを恐れてはならない。わたしが共にいる。明日の今ごろ、わたしは彼らすべてを、あなたがたの手に渡し、絶滅してしまう。たとい戦利品として馬や戦車を手に入れても、そんなものに頼ってはならない。それらのものを使えないようにしてしまえ。」
007:ヨシュアはイスラエルの全軍を率いて、メロム湖の所に陣を敷いていた敵軍を急襲し、撃退した。
008:主が彼らをイスラエル軍の手に渡されたので、大シドンおよびミスレフォテ・マイムまで追撃し、絶滅してしまった。
009:ヨシュアは主が仰せられた通りに、敵の馬や戦車を使えないようにした。
_
010:引き返して来る時、ヨシュアはハツォルを攻撃し、王を討ち取った。ハツォルは、以前、この連合国の首都であった。
011:そこで、ハツォルを絶滅し、火で焼いた。
012:ヨシュアは連合軍の王たちを捕え、処刑してしまった。主に仕えたモーセが命じた通りであった。
013:しかし、イスラエル軍は、ハツォルを除き、丘の上の町は一つも焼かなかったが、
014:その町はすべて破壊し、分捕物の家畜は、イスラエル人が自分たちのものとしたが、住民は皆殺しにした。
015:主が、忠実に仕えたモーセに命じ、モーセがヨシュアに命じた通りに行った。何一つ違反しなかった。

★占領地

016:こうして、ヨシュアは山地、南部の全地、ゴシェンの全地、低地、アラバ、イスラエル軍が攻略した山地と低地を占領した。
017:イスラエルの領地は、今やセイルに近いハラク山から、ヘルモン山のふもとのレバノンの谷にあるバアル・ガドに至るまでの全域に広がった。そして、その領地内のすべての王を殺した。
018:彼らとの戦いは、かなり長い間掛った。
019:ギブオンのヒビ人を除いては、イスラエル人と友好条約を結んだ町は一つも無かった。それ以外の町は、皆、絶滅させられた。
020:それは、主が彼らの心をかたくなにして、イスラエルを攻撃させ、ついに絶滅させたのであって、すべては主がモーセに命じられた通りであった。
_
021:そのころ、ヨシュアはまた出て行き、山地、ヘブロン、デビル、アナブ、ユダの山地に住むアナク人と呼ばれる巨人を攻撃し、町もろとも絶滅してしまった。
022:そのため、イスラエル人の領地には、アナク人は一人もいなくなった。しかし、ガザ、ガテ、アシュドデには、わずかながらまだ生存していた。
023:このようにして、ヨシュアに率いられるイスラエル軍は、主に命じられた地をすべて占領した。そして、ヨシュアは、イスラエルの部族ごとに、所領地を分け与えた。こうして、戦争は一応終った。

章012

★ヨルダン川の東側で征服された王たち

001:さて、ヨルダン川の東側で、アルノンの谷からヘルモン山に至るまで、さらに東アラバの全域のうちで、イスラエル軍に攻撃されて、滅ぼされた国の王は、次の通りである。
002:ヘシュボンに住んでいたエモリ人のシホン王。その領地は、アルノンの谷のそばにあるアロエルからアルノンの谷の中央部、ギルアデの半分、アモン人との国境にあるヤボク川まで、
003:また、東の方では、ガリラヤ湖から死海に至る東側、南の方ではピスガ山のふもとにまで達していた。
004:アシュタロテとエデレイに住み、レファイムの最後の生き残りであった、バシャンのオグ王。
005:その領地は、北はヘルモン山、東はバシャン山中のサルカ、西はゲシュル人、マアカ人との国境にまで及んでいた。南はギルアデの北半分を含み、ヘシュボンのシホン王の国境に達していた。
006:主に仕えたモーセが率いたイスラエル軍が彼らを攻撃して、滅ぼした。そして、モーセはルベン族、ガド族と、マナセの半部族に、その土地を所領地として分け与えた。

★ヨルダン川の西側で征服された王たち

007:ヨルダン川の西側で、レバノンの谷にあるバアル・ガドと、セイル西方のハラク山の間の全域のうち、ヨシュアに率いられたイスラエル軍に攻撃されて、滅ぼされた国の王は、次の通りである。これらの地は、イスラエルの諸部族に、その定住地として分け与えられた。
008:この地域は、山地、低地、アラバ、山の斜面、荒野、および南部で、そこには、ヘテ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人が住んでいた。
009:エリコの王、ベテルのそばのアイの王、
010:エルサレムの王、ヘブロンの王、
011:ヤルムテの王、ラキシュの王、
012:エグロンの王、ゲゼルの王、
013:デビルの王、ゲデルの王、
014:ホルマの王、アラデの王、
015:リブナの王、アドラムの王、
016:マケダの王、ベテルの王、
017:タプアハの王、ヘフェルの王、
018:アフェクの王、シャロンの王、
019:マドンの王、ハツォルの王、
020:シムロン・メロンの王、アクシャフの王、
021:タナクの王、メギドの王、
022:ケデシュの王、カルメルのヨクネアムの王、
023:高地の町ドルの王、ギルガルのゴイムの王、
024:ティルツァの王、合計三十一人の王である。

章013

★各部族の所領地

001:ヨシュアが老年になった時、主はヨシュアに仰せられた。「年は老いたが、まだまだしなければならない仕事が残っている。
002:それは、次の地域を占領することである。ペリシテ人の全地域、ゲシュル人の地、
003:エジプトの東側のシホル川からエクロンの南の境に至るカナン人の地域、ペリシテ人の五つの町、ガザ、アシュドデ、アシュケロン、ガテ、エクロン、南のアビム人の地、
004:北のカナン人の全地域、シドン人の領地メアラから、エモリ人の国境のアフェクまでの地域。
005:また、ヘルモン山のふもとのバアル・ガドから、レボ・ハマテまでのゲバル人の地、およびレバノンの東側全部、
006:レバノンからミスレフォテ・マイムまでの山地全域である。わたしは、そこの住民をイスラエル人のために追い払う。だから、わたしが命じたように、その地をイスラエルの民に分け与えて、所領地とし、そこに定住させなさい。
007:この地は、九部族とマナセの半部族に分け与えなさい。」

★ヨルダン川の東側の地

008:ルベン族とガド族とマナセの半部族とは、ヨルダン川の東側の地を、モーセから与えられた。
009:彼らの土地は、アルノンの谷のそばにあるアロエルから、その谷の中にある町を通ってディボンに至るメデバの台地までである。
010:その地域には、ヘシュボンを統治し、アモン人との国境まで手に入れていた、エモリ人のシホン王のすべての町があった。
011:また、ギルアデ、ゲシュル人とマアカ人の領地、ヘルモン山の全域、サルカの町のあるバシャン、
012:それに、アシュタロテとエデレイを治めていた、バシャンの王オグの全領地が含まれていた。オグはレファイムの最後の生き残りであった。モーセは彼らを攻撃して、撃退した。
013:ところが、イスラエル人は、ゲシュル人とマアカ人を追い払わなかったので、この書物が書かれた今も、イスラエル人と一緒に住んでいる。
014:レビ族だけは所領地を与えられなかった。主である神にささげる火で焼く供え物を供えた後、彼らの生活のために、それが与えられたのである。

★ルベン族の所領地

015:モーセはルベン族に所領地を与えた。
016:それは、アルノンの谷のそばにあるアロエルから、その谷の中にある町を通って、メデバの台地辺りまでに至る地域である。
017:そこには、ヘシュボン、およびそのほかの台地の町であるディボン、バモテ・バアル、ベテ・バアル・メオン、
018:ヤハツ、ケデモテ、メファアテ、
019:キルヤタイム、シブマ、谷を見下ろす山にあるツェレテ・ハシャハル、
020:ベテ・ペオル、ベテ・ハエシモテ、およびピスガ山の斜面が含まれていた。
021:さらに、台地の町とヘシュボンの王国も含んでいた。モーセは以前シホンを、ミデアンの他の王子たち、エビ、レケム、ツル、フル、レバと一緒に殺してしまった。彼らは、皆シホンの王子たちで、その地に住んでいた。
022:イスラエル人は、ベオルの子で、占師であったバラムも、殺してしまった。
023:ルベン族の西の境は、ヨルダン川であった。

★ガド族の所領地

024:モーセはまた、ガド族にも所領地を与えた。
025:それは、ヤゼル、ギルアデのすべての町、ラバに近いアロエルまでのアモン人の地の半分を含んでいた。
026:ヘシュボンからラマテ・ハミツパとベトニムまで、マハナイムからデビルの国境までの地である。
027:谷の中では、ベテ・ハラムと、ベテ・ニムラと、スコテ、ツァフォン、ヘシュボンのシホン王の王国の残りの地、西はヨルダン川までの地域で、北はガリラヤ湖まで広がっていた。
028:以上が、ガド族の所領地であった。

★マナセの半部族の所領地

029:モーセはまた、マナセの半部族にも所領地を与えた。
030:それは、マハナイム以北で、バシャンの全域、バシャンのオグ王の王国、バシャンのハボテ・ヤイルの全域と、そこにある六十の町。
031:また、ギルアデの半分、バシャンのオグ王の王国の町であるアシュタロテとエデレイを含んでいた。以上が、マナセ族の一氏族であるマキル族の半分の所領地であった。
_
032:これらは、ヨルダン川の東側にある土地で、モーセが分け与えた定住地である。
033:レビ族は、所領地を与えられなかった。主が約束されたように、主である神ご自身が彼らの所領地である。

章014

★ヨルダンの西側の地

001:イスラエルの民がヨルダン川の西側の約束の地カナンで受けた所領地は、次の通りである。それは、祭司エルアザルと、ヌンの子ヨシュアと、部族長たちが、割り当てたのであるが、
002:主がモーセに命じられたように、九部族と半部族が、それぞれ人数に従って分けられ、後はくじで分けた。
003:それは、二部族と半部族が、すでにモーセによって、ヨルダン川の東側で所領地を与えられていたからである。しかし、レビ族は、所領地を与えられなかった。
004:ヨセフ族は、マナセ族とエフライム族に分れていた。また、レビ族は、居住地となる町と、家畜の放牧場となる土地を除いては、土地の分配にはあずからなかった。
005:イスラエルの民は、主がモーセに命じられた通りに、約束の地を分配した。

★カレブ

006:その時、ユダ族の中のケナズ氏族であるエフネの子カレブに率いられた一団が、ギルガルのヨシュアの所に来て、こう言った。「主がカデシュ・バルネアで、私とあなたについて、神様に仕えた人モーセにお語りになったことを、覚えておられるでしょう。
007:主に仕えたモーセが、この地の様子を見させるために、私をカデシュ・バルネアから遣わされた時、私は当時四十歳でした。私は帰って来て、実状をありのままに報告しましたが、
008:一緒に行ったほかの者たちは、そうではありませんでした。皆の意気を阻喪させるような報告をしました。しかし、私は主である神様に従い続けました。
009:その時、モーセは私に誓って、こう言われました。『あなたの行く所はすべて、あなたと子孫の所領地となる。あなたが主である神様に従い通したからである。』
010:ご覧の通り、主がこのことをモーセに語られてから、イスラエルの民が荒野を放浪した四十五年間、主は約束通り、私を生かしておいてくださいました。今ではもう八十五歳にもなりました。
011:あのモーセに遣わされて行った時と比べて、少しも弱ってはいません。今の私は、戦うことも、何でもできないことはありません。
012:そこで、どうか主があの時に約束してくださったこの丘陵地を、私に下さいませんか。そこには、巨人アナク人が住んでおり、城壁のある町もありました。もし今でもそこに彼らがいるなら、主は私たちと共にいてくださるのですから、追い払うことなど何でもありません。」
_
013:ヨシュアは、エフネの子カレブを祝福し、彼にヘブロンを所領地として与えた。
014:それで、ヘブロンは、ケナズ氏族のエフネの子カレブの所領地となった。この書物を書いている今も、そうである。それは、彼が主である神に従い続けたからである。
015:ヘブロンの地は、元はキルヤテ・アルバと言った。アルバというのは、アナク人の中で最も偉大な人物の名前であった。こうして、その地での戦争は無くなった。

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