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聖書の勉強-イスラエル人の父祖たちの歴史-ヤコブ

投稿日:2016年12月1日 更新日:

bible

よく、聖書には予言がされている、などと聞きます。

ふとしたことから、聖書に興味を持ち、聖書を勉強してみようと思いました。

(3)ヤコブ(28:10-36:43)

★ヤコブの夢

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010:ヤコブはベエル・シェバを発ち、カランへ向った。
011:ある所に来た時、ちょうど日がとっぷりと暮れたので、そこで一夜を過さなければならなくなった。彼は野宿をするため、石を枕とした。
012:寝ていると夢を見た。そこに、階段があって、天にまで届いていた。その階段の上を、神の使いたちが上ったり降りたりしていた。
013:その時、主が彼のそばに来て、こう仰せられた。「わたしは、あなたの父アブラハムの神であり、またイサクの神でもある主である。わたしは、あなたが今横になっているこの地を、あなたと子孫に与えよう。
014:あなたの子孫は、砂のように多くなり、東西南北のあらゆる方向に向って広がって行き、あなたと子孫によって、地のすべての民は祝福される。
015:さあ、わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行ってもあなたを守り、また、この地へ連れ戻して来る。わたしはここに約束したことを、必ず果す。」
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016:ヤコブは眠りから覚めて、こう言った。「主が確かにここにおられたのに、私は気が付かなかった。」
017:彼は恐れて、また言った。「ここはなんと恐れ多い所だろう。神様の家であり、天の門ではないか。」
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018:翌朝早く、ヤコブは自分が枕にしていた石を取って、これを立て、油を注いで、
019:ここを、神の家にちなんで、ベテルと名付けた。その町の名前は、以前にはルズと言っていた。
020:ヤコブは誓願をして、こう言った。「神様がもし私と一緒にいてくださり、旅行の間中ずっと私を守り、食物と服を与えて、
021:無事に父の家に帰ることができるようにしてくださるなら、主を私の神様といたします。
022:また、私がここに立てたこの石を神様の家とし、礼拝の場といたします。そして、あなたが私に下さったものはすべて、必ずその十分の一を、あなたにおささげいたします。」

章029

★ヤコブ、ラバンの家に着く

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001:ヤコブは旅を続けて行き、東の人々の国へ行った。
002:ふと見ると、野に一つの井戸があって、そのそばに三つの羊の群が休んでいた。その井戸から羊に水を飲ませることになっていたのである。井戸の口の所には、大きな石が置いてあった。
003:羊の群がそこに集まって来ると、井戸の口からその石をわきへころがして、羊に水を飲ませ、それが終ると、また、その石を井戸の口の所に置くことになっていた。
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004:ヤコブは羊飼たちに尋ねた。「あなたがたは、どこの人たちですか。」彼らは答えて、「カランの者だ」と言った。
005:ヤコブが、「それでは、ナホルの子のラバンという人を知っていますか」と聞くと、「ああ、知っているよ」と彼らは答えた。
006:ヤコブが、「彼は元気でしょうかね」と言うと、「ああ、元気だとも。ほら、あそこに来るあの娘がラバンの娘だよ。羊を連れて来るだろう」と答えた。
007:突然ヤコブは言った。「日はまだ高いですし、家畜を集めて水をやるのは、少し早過ぎませんか。羊に水を飲ませたら、また行って、羊の世話をしてやった方が、よくはありませんか。」
008:それに対して、彼らはこう言った。「羊の群が全部集まって来るまでは、それはできないんだ。みんな一ぺんにやることになっているからね。」
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009:ヤコブがなおも彼らと話し合っていると、そこへラケルが父の羊を連れてやって来た。羊の世話をしていたのである。
010:ヤコブは、母の兄ラバンの娘ラケルと彼女が連れていた羊を見た。そして、ヤコブは進み寄ると、井戸の口に置いてあった石をわきへころがし、彼女の羊に水を飲ませてやった。
011:それから、ヤコブがラケルに口付けし、声を上げて泣き出した。
012:ヤコブは自分がリベカの子供であることをラケルに告げると、ラケルは走って行って、そのことを父に話した。
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013:ラバンは、妹の子のヤコブのことを聞くと、彼を迎えに走って行き、彼を抱いて口付けし、自分の家に連れて来た。ヤコブは一部始終をラバンに話した。
014:ラバンは彼に、「身内のお前が、本当によく来てくれた」と言った。ヤコブがラバンの所で歓待されているうちに、一か月ほどが過ぎてしまった。

★ヤコブの結婚

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015:ある日、ラバンはヤコブに話した。「お前はいくら身内だからと言っても、ただで働くことはないんだよ。何でも欲しいものがあったら言っておくれ。」
016:ラバンには二人の娘がいて、姉はレアと言い、妹はラケルと言った。
017:レアは近眼であったが、ラケルはなかなかの美人であった。
018:ヤコブはラケルの方が好きだったので、「私はラケルと結婚できれば、あなたの下で七年間働いてもよろしゅうございます」と言った。
019:ラバンは答えた。「他人と結婚させるよりも、気心の知れたお前の嫁にした方がよいだろう。私の所にいるがよい。」
020:こうして、ヤコブはラケルと結婚したいために七年間そこで働いたが、ラケルを愛していたので、それは、ヤコブにとって、わずか数日のようにしか感じられなかった。
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021:ヤコブはラバンに話した。「もう約束の七年がたちました。ラケルと結婚させてください。」
022:ラバンはみんなを集めて結婚式を挙げ、祝宴を催した。
023:その夜、ラバンはラケルの代りにレアを連れて来たので、ヤコブはレアと一緒に寝た。
024:ラバンは、自分の所で働いていた下女のジルパを、娘レアの下女として与えた。
025:朝になってみると、ラケルとばかり思っていたのが、実はレアであることが分り、ヤコブはラバンに抗議した。「伯父さん。どうしてこんなことをなさったのですか。私はラケルと結婚できるというので、ここで働いてきたのではありませんか。それなのに、どうして伯父さんは私をだましたのですか。」
026:ラバンはそれに対して答えた。「この辺りの習慣では、姉よりも先に妹が結婚するというようなことはないんだ。
027:今週はレアと一緒にいてくれ。そうすれば、ラケルもお前の嫁にしてやるから。その代り、もう七年間働いてくれよ。」
028:ヤコブはラバンの言う通り、その週はレアと一緒に過した。それから、ラバンはもう一人の娘ラケルを、ヤコブの嫁として与えた。
029:ラバンは、自分の所で働いていた下女ビルハを、娘ラケルの下女として与えた。
030:ヤコブは、ラケルとも一緒に寝た。彼はレアよりもラケルの方を愛した。そして、さらに七年間ラバンの所で働いた。

★ヤコブの子供たち

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031:主は、レアがヤコブから余り好意を持たれていないのをご覧になって、子供が出来るようにされたが、ラケルには子供が出来なかった。
032:レアは妊娠して子供を産み、名前をルベンと付け、こう言った。「主は、私の悩みをご覧になったので、これからはあの人も私に目を掛けてくれることでしょう。」
033:彼女はまた妊娠して子供を産み、「主は、私が好意を持たれていないのをご存じで、私に子供をお与えくださった」と言って、その子供の名前をシメオンと付けた。
034:彼女はまた妊娠して子供を産み、「私はもうあの人の子供を三人も産んだのだから、今度こそあの人は私の所に来るでしょう」と言って、その子供の名前をレビと付けた。
035:彼女はまた妊娠して子供を産み、「今度は主をほめたたえます」と言って、その子供の名前をユダと付けた。それから彼女は子供を産まなくなってしまった。
章030
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001:ラケルは、自分がヤコブの子供を産まないことを知って、姉をねたみ、ヤコブに言った。「私にも子供を下さい。そうしてくださらないなら、私は死んでしまいます。」
002:ヤコブはラケルに向い、怒って言った。「お前に子供が出来ないのは、私のせいじゃない。神様のなさることじゃないか。私が神様になどなれるかい。」
003:ラケルはまた言った。「ここに下女のビルハがいますから、あれに子供を産ませて、それを私の子供にしたらどうかしら。」
004:ラケルは、下女のビルハがヤコブの所へ行くのを許した。
005:こうして、ビルハは妊娠し、ヤコブの子供を産んだ。
006:ラケルは、「神様が私のことをご覧になり、私の声をお聞きになって、私に子供をお与えくださいました」と言って、その子供の名前をダンと付けた。
007:ラケルの下女ビルハはまた妊娠して、ヤコブの子供を産んだ。
008:ラケルは、「私は姉と激しく争って、ついに勝ったわ」と言って、その子供の名前をナフタリと付けた。
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009:レアは自分が子供を産まなくなったのを知って、自分の下女ジルパがヤコブの所へ行くのを許した。
010:レアの下女ジルパは、ヤコブの子供を産んだ。
011:レアは、「幸運だわ」と言って、その子供の名前をガドと付けた。
012:レアの下女ジルパは、ヤコブの子供をまた産んだ。
013:レアは、「幸せだわ。どの女の人も、私のことを、きっと幸せ者と言うでしょう」と言って、その子供の名前をアシェルと付けた。
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014:小麦の刈り入れのころ、ルベンは野に出て行って、恋なすびを見付け、それを母レアの所に持って来た。すると、ラケルはレアにこう言った。「その恋なすびを私に下さい。」
015:レアはラケルに答えて、「あなたは、あの人を取った上、子供の恋なすびまで取ろうというの」と言うと、ラケルは言った。「それじゃ、恋なすびと交換に、今夜はあの人と一緒に寝てもいいってことにしてあげるわ。」
016:夕方になって、ヤコブが野から帰って来るのを出迎えて、レアはこう語った。「あなたは今晩私と一緒に寝ることになっているの。いいでしょ。子供の持っていた恋なすびと交換条件にそうしたのよ。」ヤコブはその夜レアと一緒に寝た。
017:神はレアの願いを聞き届けられたので、彼女は妊娠して、ヤコブの五番目の子供を産んだ。
018:レアは、「私は下女があの人の所へ行くのを許したので、神様は私に報いを下さったんだわ」と言って、その子供の名前をイッサカルと付けた。
019:レアはまた妊娠して、六番目の子供を産んだ。
020:レアは、「神様が私に良い贈物を下さったので、今度こそは、あの人も私を大事にしてくれると思うわ。もう六人もあの人の子供を産んだのですもの」と言って、その子供の名前をゼブルンと付けた。
021:その後、レアは女の子を産み、その子供の名前をディナと付けた。
022:ここで、神はラケルを顧み、彼女の願いを聞き届けられたので、おなかに子供が出来た。
023:ラケルは妊娠して子供を産み、「神様は、私の恥を取り除いてくださったわ」と言って、
024:その子供の名前をヨセフと付け、「主が私にもう一人子供をお与えくださるように」と言った。

★ラバンとの駆け引きとヤコブの利殖

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025:ラケルがヨセフを産んでから、ヤコブはラバンにこう話した。「私を故郷の地に帰らせていただきたいのです。
026:妻や子供も一緒に行かせていただけないでしょうか。私が伯父さんに仕えて、よく働いてきたことは、ご存じだと思います。」
027:ラバンはヤコブに答えた。「できることなら、留まってもらいたい。占師は、私がこんなに豊かなのは、お前のせいだと言っていたからな。」
028:さらに続いて、こう言った。「給料は欲しいだけ上げるから、いくら欲しいか言ってくれ。」
029:ヤコブは彼に言った。「私が伯父さんの所でどんなに一生懸命働いてきたか、よくご存じだと思います。
030:私がここへ来る前は、伯父さんの家畜はそんなに多くはありませんでしたね。でも、今では沢山になっています。主は、私のすることは何でも祝福し、豊かにしてくださいました。けれども、私はいつになったら自分の家畜を持てるようになるのでしょうか。」
031:そこで、ラバンは答えた。「何が欲しいのかね。」ヤコブはそれに答えて言った。「私は別に何か欲しいものがあるわけではありません。ただ伯父さんが次のことを約束してくださるなら、また伯父さんの羊や山羊の群を飼ってもいいですよ。
032:それは、伯父さんの群の中で、ぶちやまだらの羊や山羊と、黒の子羊はみんな、私のものとしてくださるということですよ。
033:後で調べてみて、もし私の所に、ぶちやまだらでないものや黒でないものがあったら、それは伯父さんの所から盗んで来たことになるでしょう。」
034:ラバンはそれに対して、「よろしい。お前の言う通りにしよう」と言った。
035:そこで、ラバンはその日のうちに、羊や山羊で少しでも黒と自の毛が入り混じっているもの、および黒い羊をえり分け、自分の息子たちの手に渡した。
036:ラバンは自分とヤコブの間に、三日の道のりを置いた。ヤコブはラバンの残りの群を飼った。
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037:ヤコブは、ポプラや、アーモンドや、すずかけの木の生の枝を取り、皮をはいで、白い筋の所をむき出しにした。
038:それを、群の羊や山羊が水を飲みに来る水槽の中に入れて置いた。羊や山羊は水を飲みに来た時、交尾した。
039:羊や山羊は、その枝の前で交尾したので、黒と白の毛の入り混じっている子を産んだ。
040:ヤコブはラバンの羊を自分の黒い羊と交尾させ、そこで生れた黒と白の毛が入り混じっている羊を皆、自分のものとして、ラバンのものとは別にしておいた。
041:丈夫な羊が交尾する時には、あの枝を水槽の中に入れて、羊の目の前に置き、そこで交尾させるようにした。
042:しかし、あまり丈夫でない羊の時には、あの枝をそこに置かなかった。こうして、弱いものはラバンのものとなり、強いものはヤコブのものとなった。
043:このようにして、ヤコブは大金持になり、多くの下男、下女と、家畜を持つようになった。

章031

★ヤコブの逃走

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001:さて、ヤコブはラバンの息子たちが、こう言っているのを聞いた。「ヤコブはお父さんの財産を取って、金持になったのだ。」
002:また、ヤコブがラバンの顔を見ると、以前のようでない気がした。
003:その時、主はヤコブに仰せられた。「先祖の地であるカナンの親族の下へ帰るがよい。わたしはあなたと共にいる。」
004:そこで、ヤコブは人をやって、ラケルとレアを羊や山羊のいる野原に呼び、
005:こう言った。「お父さんの顔がどうも以前のようではないような気がするんだ。けれども、神様がいつも私と共にいてくださるってことは確かだ。
006:みんなも知っているように、私は一生懸命お父さんのために働いてきた。
007:けれども、お父さんは十回も私の給料を変えたんだ。それでも、神様は私を守ってくださった。
008:お父さんが、『羊や山羊のぶちのものだけを、お前のものにしてよい』と言えば、ぶちの子供がどんどん生れるし、今度は、『足首の白いものだけを、お前のものにしてよい』と言えば、足首の白い子供がどんどん生れてきただろう。
009:こうして、神様はお父さんの家畜をどんどん私のものにしてくださったんだ。
010:確か、あれは交尾している時期だったなあ。夢を見ていると、交尾しているのはみんな、黒と白の毛が入り混じっているものばかりだった。
011:その時、神の使いが夢の中で私の名前をお呼びになった。『ヤコブ。』私が、『はい』とお答えしていると、
012:神の使いはこう言われた。『ほら、ごらん。交尾しているのはみんな、黒と白の毛が入り混じっているものばかりだ。わたしは、ラバンがあなたにしたことを、確かに見た。
013:あなたは、以前ベテルで、石に油を注いで、わたしに誓ったことがある。わたしは、あのベテルであなたに現れた神だ。さあ立って、この地から出て、故郷に帰りなさい。』」
014:ラケルとレアは、これを聞いて、それに答えた。「父の家には、分けてもらえる財産なんかありません。
015:父は私たちのことなんか、あかの他人のようにしか思っていません。父は私たちをあなたに売ったようなものです。そのお金はみんな使い果してしまうし。
016:ですから、神様が父から取り上げられたものは皆、私たちと子供たちのものです。さあ、神様の御告通りにしましょうよ。」
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017:ヤコブは立ち上がり、子供や妻たちをらくだに乗せ、
018:彼がパダン・アラムで得たすべての家畜を連れて、カナンの地にいる父イサクの下へ行こうとして、そこを去った。
019:それは、ラバンが羊の毛を刈る祭の間の出来事で、ラケルは父の大事にしていた偶像のテラフィムを持って行った。
020:ヤコブは、伯父ラバンの目をごまかし、自分がそこを去るのを告げなかった。
021:ヤコブは自分のものをすべてまとめて、そこを出た。川を渡り、ギルアデの山地へ向って行った。

★ラバンの追跡

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022:三日目になって、ヤコブのいないことがラバンに知らされた。
023:ラバンは一族を率いて、七日間追い続け、ようやくギルアデの山地でヤコブに追い付こうとした。
024:しかしその夜、神は夢の中で、ラバンに現れて、こう仰せられた。「ヤコブには何も言わないようにしなさい。」
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025:ラバンがヤコブに追い付いた時、ヤコブは山地に天幕を張っていたので、ラバンも一族と共にギルアデの山に天幕を張った。
026:ラバンはヤコブに抗議した。「どうしてお前は私の目をごまかし、娘たちを捕虜みたいにして連れて行ったのだ。
027:どうしてこっそり逃げ出したのだ。言ってくれれば、送別会ぐらいは開いて、気持よく送り出してやったのに。
028:どうして孫や娘たちに別れの言葉を掛けさせてくれなかったのだ。ばかなことをしてくれたものだ。
029:私は、しようと思えば、お前をひどい目に遭わせることも出来ないことはない。しかし、夕お前たちの信じている神様の御告があってな。『ヤコブには何も言わないように』とのことだった。
030:お前は今故郷を恋い慕って帰って行くのだろうが、どうして私の大事にしている神様を盗んでいったのだ。」
031:ヤコブはラバンに答えた。「実は、伯父さんが妻たちから私を引き離してしまわないかと不安だったのです。
032:それでは、こうしましょう。伯父さんのその神様というのが、だれの所で見付かったとしても、私は容赦しません。どうぞどこからでもお調べになってください。」ラケルがそれを持って来ていたことを、ヤコブは知らなかったのである。
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033:ラバンは、ヤコブの天幕と、二人の下女の天幕に入ってみたが、それを見付けることはできなかった。彼はレアの天幕を出て、ラケルの天幕に入った。
034:ところが、ラケルはテラフィムをらくだの鞍の中に入れ、その上に座っていた。ラバンはくまなく天幕を捜してみたが、見付けることができなかった。
035:ラケルは父に話した。「お父さん。私は生理なので立てません。どうぞ座ったままでいさせてください。」ラバンはなおも捜してみたが、テラフィムを見付けることはできなかった。
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036:すると、今まで黙っていたヤコブが怒り出し、ラバンを責め始めた。「一体、私にどんな罪があって、私を追跡して来たのですか。
037:私の持物の中に、何か一つでも伯父さんのものがありましたか。もしあったのなら、ここにみんなの前に出してみてください。
038:私は伯父さんの所に二十年いました。けれども、ただの一度でも、伯父さんの家畜に損害を与えたことはありませんでした。
039:野獣に食われた時には、自分で弁償しました。
040:私は眠る時間も惜しみ、一生懸命汗水たらして働きました。
041:伯父さんの家にいた二十年間のうち、十四年は結婚のため、後の六年は財産作りのために働いたのです。その間、伯父さんは、私の給料を十回も変えましたね。
042:私や先祖の信じる神様が、もしも私と共にいてくださらなかったら、あなたは私を無一物で帰されたでしょう。神様は、私の労苦をご存じで、夕伯父さんに現れたのです。そうに違いありません。」

★ヤコブとラバンがかわした約束

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043:ラバンはヤコブに答えた。「娘たちも、その子供たちも、家畜も皆私のものだ。それなのに、娘やその子供たちのためにならないことなど、私にできるわけがない。
044:さあ、お互いに約束し合おうじゃないか。この石を、その証拠にしよう。」
045:そこで、ヤコブは石を取り、それをそこに立てた。
046:ヤコブは自分の一族に言った。「石を拾って来てくれ。」みんなは石を拾って来て、そこに石塚を作った。そのすぐわきで、彼らは食事をした。
047:ラバンは、それをエガル・サハドタと名付け、ヤコブはガルエデと名付けた。
048:そして、ラバンはこう言った。「この石塚は、今日私たちお互いが約束した証拠だ。」それで、ガルエデと言うのである。
049:またミツパとも呼ばれた。それは、彼がこう言ったからである。「私たちがお互いに目の届かない所にいる時には、神様が私たちの証人になってくださるし、
050:お前が私の娘を苦しめたり、また、ほかの女に手を出したりすれば、神様は決してお見逃しにはなるまい。」
051:さらに、ラバンはヤコブに言った。「お前と私の間に作ったこの石塚を見てくれ。
052:この石塚が証拠だ。この一線を越えて、お互いにどちらも相手の方へ行くことはできないぞ。
053:アブラハムが信じ、ナホルが信じ、また、先祖が信じていた神様がご覧になっていらっしゃる。」ヤコブは、父イサクが恐れかしこんでいた神に掛けて誓った。
054:そして、ヤコブは山でいけにえをささげ、一族を食事に招いた。彼らは食事をして、山で夜を過した。
055:翌朝早く、ラバンは孫と娘たちに口付けして、彼らを祝福した。それから、ラバンは去って、自分の家に帰って行った。

章032

★エサウとの再会のための周到な準備

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001:ヤコブは旅を続けて行った。すると、神の使いたちが彼に現れた。
002:ヤコブはそれを見て、「これは、神の陣営だ」と言って、マハナイムと名付けた。
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003:ヤコブは、セイルの地エドムの野にいる兄エサウの下に使いを先に送り、
004:彼らに命じてこう言った。「お前たちは私の兄エサウの所へ行って、こう言いなさい。『ご主人様。あなたのしもべヤコブはこう申しております。私は伯父ラバンの下へ行っていて、今までそこにおりました。
005:私は沢山の家畜や、下男、下女を持つ身となりました。私は何よりもまずこのことをお知らせしようとして、使いを遣わしたわけでございます。』」
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006:使いはヤコブの下に帰って来て、報告した。「私どもはエサウ様の所へ行って参りました。ただ今四百人を引き連れて、迎えに来られるということでございます。」
007:それを聞いたヤコブは、恐れの余り気も転倒するほどであったが、それでも彼と一緒にいる者たちを二組に分け、
008:こう言った。「もしエサウがやって来て、一方を襲っても、もう一方は残るからな。」
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009:こうして、ヤコブは祈った。「祖父アブラハムが信じ、父イサクも信じていた神様。また私に、『故郷にいる親族の下へ帰るがよい。わたしはあなたと一緒にいる』と仰せられた主よ。
010:あなたはいつも恵みと真実をもって、約束されたものを下さいましたが、私は、それを頂くような資格の無い者でございます。私は、杖一本を持って、このヨルダン川を渡って参りましたが、今はこれだけの財産を持つ身となりました。
011:どうかこの財産を失わなくても済むように、兄エサウの手から、私を救い出してください。私は兄がこわいのです。兄はきっとやって来て、私を妻子もろとも襲うのではないかと思います。
012:あなたは以前、『わたしは必ずあなたを祝福しよう。あなたの子孫を海の砂のように数えきれないほど多くしよう』と約束してくださいました。その約束に今おすがりいたします。」
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013:その夜をそこで過してから、ヤコブは持物の中から兄エサウへの贈物として、
014:雌山羊二百頭、雄山羊二十頭、雌羊二百頭、雄羊二十頭、
015:らくだ三十頭とその子、雌牛四十頭、雄牛十頭、雌ろば二十頭、雄ろば十頭を選んだ。
016:彼は、これをいくつかの群に分け、それぞれの群に下男を付け、彼らに言うべき言葉を教えた。「お前たちは、私よりも先に行きなさい。
017:もし兄のエサウがやって来て、『お前はだれの下男で、どこへ行くのか。また、ここにいる家畜はだれのものだ』と言ったら、
018:その時はこう答えるのだ。よいか。『はい。これらのものは、あなたのしもべであるヤコブのものでございまして、ご主人のエサウ様への贈物でございます』とな。」
019:彼は、第二、第三と続いていく群の下男たちにも皆同じように教えた。「お前たちがエサウに会った時は、
020:こう言うんだぞ。『あなたのしもべヤコブは、私どもの後ろから参ります』とな。」ヤコブは、贈物を先にやっておいて、後から兄に会おうと思っていた。そうすれば、兄の心もいくらかは変っているだろうと考えたのである。
021:こういうわけで、贈物の家畜は先に進んで行ったが、彼はその夜、後に残った。

★ペヌエルでのヤコブの格闘のような祈り

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022:夜が更けてから、彼は起き上がると、二人の妻とその下女、および十一人の子供たちと一緒に、ヤボクの渡しを向うへ渡った。
023:こうして、ヤコブは彼らに指図をし、川を渡らせたが、
024:自分だけは一人後に残った。そこへ一人の人が現れ、彼と組討をした。それは、実は神との祈りだったのである。しかし、彼の祈りは格闘のような祈りであった。
025:その方は、ヤコブが余りにもしぶといので、ついに彼が最も頼みとしていた所を打った。それは、彼の自我であった。
026:その方は、「わたしはもう行く」と仰せられたが、ヤコブはしぶとくその方にしがみつき、「私を祝福してくださるまでは離しません」と言った。
027:その時、その方は、「あなたの名前は何と言うのか」と聞かれ、「ヤコブです」と答えると、
028:「もうヤコブと言わず、イスラエルと言いなさい。それは、あなたが神と戦って、その力を示したからである。これからは、人にも勝つようになる」と仰せられた。
029:ヤコブが、「どうかお名前だけでも教えていただけませんか」と願うと、その方は、「どうしてわたしの名前を聞くのか。そんな必要はなかろう」と仰せられて、彼を祝福した。
030:ヤコブは、「顔と顔とを合せて、私は神様にお会いしたのに、死なないでいられた」と言って、その所をペヌエル、つまり、「神の顔」と名付けた。
031:彼がペヌエルを通り過ぎた時、日はもう高く上がっていたが、彼は主に打たれたため、足を引きずって歩いていた。
032:こうしたことから、イスラエルの人々は、今日まで動物のもものつがいの所にある腰の肉は食べないことにしている。ヤコブが主に打たれた故事による。

章033

★ヤコブとエサウとの再会

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001:ヤコブがふと見ると、エサウが四百人の人を引き連れて、こちらへやって来るのが見えた。そこで、彼は子供たちを、レアとラケルと二人の下女にそれぞれ託し、
002:下女とその子供たちを一番先に、レアとその子供たちをその次に、そして、ラケルとヨセフを一番後ろに置いた。
003:彼自身は、妻や子供たちよりも先に行き、兄に近付くまで七回もひれ伏すような格好をした。
004:エサウは走って来てヤコブを迎え、抱いて口付けした。こうして二人は泣くばかりであった。
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005:エサウがふと見ると、女や子供たちが沢山いるので、「この人たちはどういう人たちだ」と尋ねた。ヤコブがこれに答えて、「神様がお与えくださったのです」と言うと、
006:下女たちとその子供たちがまず近付いておじぎをした。
007:それから、レアとその子供たちが近付いておじぎをし、最後にヨセフとその母ラケルが近付いておじぎをした。
008:エサウは、けげんな顔をして、「私が出会ったこの一団は、何なのだ」と聞くと、ヤコブはすかさず、「差し上げる贈物です」と答えた。
009:エサウは、それを断った。「私は十分持っている。もらうには及ばないよ。」
010:ヤコブは真剣になって言い続けた。「いいえ、そうおっしゃらないでください。もし兄さんがお嫌でなかったら、
011:これをぜひ受け取っておいてください。実は、兄さんの前に出るのがこわかったのです。ちょうど神様の御前に行くような気がしていたんですよ。でも、今は違います。兄さんの顔は神様のお顔のようです。兄さんは私を赦してくださったのですから、ぜひこの贈物を受け取ってください。これは、みんな神様が私に下さったものです。」ヤコブがしきりに願ったので、エサウはついに受け取った。
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012:エサウは、「さあ、旅を続けて行こう。私は先に立って行くからね」と言うと、
013:ヤコブは答えて、こう言った。「ご覧のように、小さな子供たちもおりますし、乳を飲ませている羊や牛もおります。そんなわけで、あまり早くは歩けません。
014:どうぞお先にいらしてください。私は家畜や子供たちと一緒にゆっくり参ります。そして、セイルで落ち合うことにしてはいかがでしょう。」
015:エサウが、「それでは、私の手元にいる者に案内させよう」と言うと、ヤコブはそれも断り、「どうぞ何もご心配にならないでください」と言った。
016:その日、エサウはセイルへの帰途に着いた。
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017:ヤコブは旅を続け、スコテに行き、そこで自分の家と家畜のための小屋を作った。そこから、その所をスコテと呼ぶようになった。
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018:パダン・アラムから戻る途中、ヤコブはカナンの地にあるシェケムの町に無事に着き、町の手前で宿営した。
019:彼は、その晩宿営した野の一部を、シェケムの父ハモルの家の人々から銀貨百枚で買い取った。
020:そこに祭壇をこしらえて、主を礼拝し、それをエル・エロヘ・イスラエルと名付けた。

章034

★シェケムにおけるヤコブの子供たちをめぐる出来事

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001:レアが産んだヤコブの娘ディナは、その地の娘たちの所へ出掛けて行った。
002:これを見たその地の族長ヒビ人ハモルの子シェケムは、彼女を誘惑し、犯してしまった。
003:その日以来、シェケムの心はヤコブの娘ディナに引かれ、ディナに甘い言葉を語るようになった。
004:シェケムは父親のハモルに、「ぜひあの娘と結婚させてください」と願った。
005:一方ヤコブは、シェケムが娘ディナにしたことを知ったが、子供たちが家畜の世話をしてまだ野にいたので、彼らが帰って来るまで何も言わずにいた。
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006:シェケムの父親ハモルは、二人の結婚のことを話し合うために、ヤコブの所へやって来た。
007:ヤコブの子供たちは、野から帰って来て、そのいきさつを聞くと、くやしがり、腹を立てた。シェケムが自分たちの妹にしたことは、道ならぬことであり、自分たちイスラエル人に対する侮辱だと思ったのである。
008:ハモルは、彼らに語って、こう言った。「息子のシェケムはディナさんを恋いこがれています。いかがでしょうか。娘さんをうちの息子の嫁にしていただくわけにはいかないでしょうか。
009:私どもとこうして縁を結び、
010:ここで一緒に生活してくださるわけにはいかないでしょうか。この地は自由に使ってくださって結構です。」
011:シェケムも一緒に頼んだ。「お願いです。ディナさんと結婚させてください。
012:贈物でもお金でも何でも差し上げますから、どうか結婚させてください。」
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013:ヤコブの子供たちは、シェケムが妹のディナを犯したので、シェケムとその父ハモルをだまして、
014:こう言った。「割礼という儀式は私たちにとって大切なのです。それを受けていない人と結婚することはできません。
015:けれども、もし皆さんが割礼を受けるというのであれば、また別ですがね。
016:そうすれば、お互いに大いに結婚しましょう。そして、私たちはみんな一つの民になりましょう。
017:しかし、私たちの言うことを聞かず、割礼を受けないのなら、ディナも一緒に、私たちはここを立ちのきます。」
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018:ハモルとその子シェケムとは、彼らの言う通りにした。
019:シェケムは真先に割礼を受けた。ディナが好きだったからである。彼は、父の家では一番みんなから尊敬されていた。
020:ハモルとその子シェケムは、町の門の所に行き、そこに集まって来ている人々に語った。
021:「あの人たちは、別に悪いことをするわけではないから、この土地に住まわせてあげようではないか。ここの土地は広いし、あの人たちが住んでもまだ余裕はある。われわれはあの人たちと大いに結婚して、一つになろうじゃないか。
022:しかし、それには一つだけ条件がある。それは、われわれのうちの男性があの人たちと同様に、割礼を受けるということだけでいいんだ。こうして、われわれは一つになれる。
023:そうすれば、彼らの財産も家畜もみんな、われわれのものになるではないか。彼らがここに一緒に住むようになるために、彼らの言うことを聞こうではないか。」
024:その町の門を出入りする者たちは皆、ハモルとその子シェケムの言うことに従った。その門を出入りする男性は皆、割礼を受けた。
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025:それから三日目のことである。彼らが割礼のために受けた傷の痛みで苦しんでいた時、ヤコブの二人の子、ディナの兄シメオンとレビは、それぞれ刀を持って、ゆうゆうと町を襲い、すべての男を殺してしまった。
026:彼らは、ハモルとその子シェケムを刀で殺し、シェケムの家からディナを連れ出した。
027:ヤコブの子供たちは、殺された者たちから金品を奪い取って行った。妹が犯されたことの仕返しであった。
028:彼らは、その人たちの持っていた家畜、町や野にあるもの、
029:すべての財産を奪った。また、子供たちや女たちを連れ去り、略奪した。家の中のものまでも、すべてそうした。
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030:ヤコブは、シメオンとレビを呼んで、こう言った。「お前たちはどうしてこんなことをしてくれたのか。こんなことをしてくれたがために、私は、この地の住民であるカナン人とペリジ人にすっかり憎まれてしまったではないか。こちらはわずかの人間しかいないんだぞ。彼らが一緒になって襲って来たら、どういうことになるか考えてみたことがあるのか。私たち一族は全滅してしまうんだぞ。」
031:彼らは不服そうに答えた。「それでは、お父さんは、あのディナがいいようにもて遊ばれても構わないと言うのですか。」

章035

★ヤコブ再びベテルへ来る

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001:神はヤコブに仰せられた。「さあ、ベテルへ行き、そこに住みなさい。以前あなたが兄のエサウから逃れた時、あなたに現れた神のために祭壇をこしらえて、礼拝をしなさい。」
002:そこで、ヤコブは自分の家族やそのほかの者たちに言った。「もしも偶像を持っている者がいたら、それを捨て、身を清めて、新しい服に着替えなさい。
003:私たちは、これからベテルに行き、そこに祭壇をこしらえて、神様を礼拝しよう。神様は、あの苦しかった時、私を助けてくださり、私の人生において、いつでも一緒にいてくださった。」
004:彼らは、持っていた偶像をヤコブの所に持って来た。ヤコブは、それらをシェケムの近くにあった樫の木の下に埋めた。
005:彼らは、そこを立ち去ったが、周りの町々では恐れをもって見ているだけで、だれもヤコブたちの後を追う者はなかった。
006:ヤコブや彼らと一緒にいた人たちは皆、カナンの地にあるルズ、つまりベテルにやって来た。
007:彼はそこで祭壇をこしらえ、その所をエル・ベテルと名付けた。彼が兄から逃れた時、神がそこで彼に現れたからである。
008:リベカのうばデボラがそこで死に、ベテルの下手にある樫の木の下に葬られた。そこで、その木はアロン・バクテと名付けられた。
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009:ヤコブがパダン・アラムから帰って来た時、神はまた彼に現れ、彼を祝福された。
010:神は彼に仰せられた。|「あなたの名前はヤコブだが、/もうヤコブと呼んではならない。/イスラエルと呼びなさい。」/そこで、イスラエルと呼ばれるようになった。
011:神はまた彼に仰せられた。|「わたしは全能の神である。生め。増えていけ。/一つの民、また多くの民があなたの子孫から出て、/王たちも生れ出る。/
012:わたしはアブラハムとイサクに与えた地を/あなたに与え、/あなたの子孫にもこの地を与える。」/
013:神はそこから離れて、天に昇って行かれた。
014:そこで、ヤコブは神が自分と語られた所に、一つの石を柱として立て、その上にぶどう酒と油を注いだ。
015:ヤコブは神が自分と語られた所を、ベテルと名付けた。

★ラケルの死と埋葬

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016:彼らがベテルを発って、エフラテへ行き着くまでには、かなりの道のりがあったが、
017:そこでラケルは産気づき、ひどい陣痛を起した。ラケルがひどい陣痛で苦しんでいる時、助産婦は彼女に、「心配することはありません。今度も男の子です」と話した。
018:しかし、彼女は死にそうになって、息も絶え絶えの中から、その子の名前をベン・オニと呼んだ。けれども、父親はその子をベニヤミンと名付けた。
019:ついにラケルは死に、エフラテ、つまりベツレヘムへ行く道のかたわらに葬られた。
020:ヤコブはラケルの墓に墓石を立てた。それは今日まで残っている。
021:イスラエル(ヤコブ)は旅を続け、ミグダル・エデルの向うに天幕を張った。
022:イスラエルがその地に住んでいた時のこと、ルベンは父のそばめのビルハの所へ行って、共に寝た。イスラエルはこのことを聞いた。
★ヤコブの子供たち
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022:さて、ヤコブの子供たちは十二人であった。
023:レアの子供たちは、ヤコブの長男であるルベン、それにシメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルンである。
024:ラケルの子供たちは、ヨセフとベニヤミンである。
025:ラケルの下女ビルハの子供たちは、ダンとナフタリである。
026:レアの下女ジルパの子供たちは、ガドとアシェルである。これらは、ヤコブの子供たちで、パダン・アラムで生れた者たちである。

★イサクの死と埋葬

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027:ヤコブは、マムレというキルヤテ・アルバ、つまりヘブロンの父イサクの下へ行った。そこは、アブラハムとイサクが一時滞在した所である。
028:イサクは百八十歳まで生きた。
029:イサクはすっかり老人となり、天寿を全うし、天に召された。子供のエサウとヤコブは彼を葬った。

章036

★エサウの子孫

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001:エサウ、すなわち別名エドムの子孫については、次の通りである。
002:エサウはカナンの女たちと結婚した。それは、ヘテ人エロンの娘アダと、ヒビ人ツィブオンの子アナの娘オホリバマである。
003:また、イシュマエルの娘ネバヨテの妹バセマテとも結婚した。
004:アダはエサウの子エリファズを産み、バセマテはレウエルを産み、
005:オホリバマはエウシュ、ヤラム、コラを産んだ。これらは皆、エサウの子供たちで、カナンの地で生れた。
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006:それからエサウは、妻子、召使、家畜、全財産をたずさえて、弟ヤコブの所から離れ、ほかの地へ行った。
007:彼らの財産が余りに多くて、一緒にいることができなかったからである。当時、家畜は財産であり、それが多過ぎたため、牧草のことなど難問が山積していたのである。
008:こうして、エサウはセイルの山地に住んだ。エサウとは、エドムのことである。
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009:セイルの山地にいたエドム人の先祖エサウの子孫については、次の通りである。
010:エサウの子供たちは、アダから生れたのがエリファズ、バセマテから生れたのがレウエルである。
011:エリファズの子供たちは、テマン、オマル、ツェフォ、ガタム、ケナズである。
012:ティムナはエサウの子エリファズのそばめで、エリファズの子アマレクを産んだ。これは、エサウの妻アダの子供たちである。
013:レウエルの子供たちは、ナハテ、ゼラフ、シャマ、ミザであって、これらはエサウの妻バセマテの子供たちである。
014:ツィブオンの子アナの娘で、エサウの妻オホリバマの子供たちは、エウシュ、ヤラム、コラである。
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015:エサウの子供たちは、テマンの族長、オマルの族長、ツェフォの族長、ケナズの族長、
016:コラの族長、ガタムの族長、アマレクの族長である。これらはエリファズから出た族長で、エドムの地にいた。これらはエサウの妻アダの子供たちである。
017:エサウの子レウエルの子供たちは、ナハテの族長、ゼラフの族長、シャマの族長、ミザの族長である。これらはレウエルから出た族長で、エドムの地にいた。これらはエサウの妻バセマテの子供たちである。
018:エサウの妻オホリバマの子供たちは、エウシュの族長、ヤラムの族長、コラの族長である。これらはアナの娘で、エサウの妻オホリバマから出た族長である。
019:これらは、エサウ、また別名エドムの子供たちで、族長である。

★セイルの子孫

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020:この地の住民ホリ人セイルの子供たちは、ロタン、ショバル、ツィブオン、アナ、
021:ディション、エツェル、ディシャンである。これらはセイルの子ホリ人から出た族長で、エドムの地にいた。
022:ロタンの子供たちはホリ、ヘマムであり、ロタンの妹はティムナであった。
023:ショバルの子供たちは、アルワン、マナハテ、エバル、シェフォ、オナムである。
024:ツィブオンの子供たちは、アヤとアナである。このアナは、父ツィブオンのろばを飼っていた時、荒野で温泉を発見した。
025:アナの子供たちは、ディションとオホリバマである。オホリバマはアナの娘である。
026:ディションの子供たちは、ヘムダン、エシュバン、イテラン、ケランである。
027:エツェルの子供たちは、ビルハン、ザアワン、アカンである。
028:ディシャンの子供たちは、ウツとアランである。
029:ホリ人から出た族長は、ロタンの族長、ショバルの族長、ツィブオンの族長、アナの族長、
030:ディションの族長、エツェルの族長、ディシャンの族長である。これらはホリ人から出た族長であって、セイルの地の族長である。

★エドムの王たち、エサウの子孫の族長たち

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031:イスラエル人に王がまだいなかったころ、エドムの地を治めた王たちは、次の通りである。
032:ベオルの子ベラはエドムを治め、その都の名前はディヌハバであった。
033:ベラが死んで、ボツラのゼラフの子ヨバブが、彼に代って王となった。
034:ヨバブが死ぬと、テマン人のフシャムが、彼に代って王となった。
035:フシャムが死ぬと、ベダデの子ハダデが、彼に代って王となった。彼はモアブの野で、ミデアン人を撃った者である。その都の名前はアビテであった。
036:ハダデが死ぬと、マスレカのサムラが、彼に代って王となった。
037:サムラが死ぬと、ユーフラテス川の近くのレホボテ・ハナハルのサウルが、彼に代って王となった。
038:サウルが死ぬと、アクボルの子バアル・ハナンが、彼に代って王となった。
039:アクボルの子バアル・ハナンが死ぬと、ハダルが、彼に代って王となった。その都の名前はパウであった。彼の妻の名前はメヘタブエルと言って、マテレデの娘で、メ・ザハブの孫に当っていた。
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040:エサウから出た族長の名前は、その氏族と場所によって、その名前を挙げると、ティムナの族長、アルワの族長、エテテの族長、
041:オホリバマの族長、エラの族長、ピノンの族長、
042:ケナズの族長、テマンの族長、ミブツァルの族長、
043:マグディエルの族長、イラムの族長である。これらは、エドムの族長たちであって、その所有地における場所別に挙げたものである。エドム人の先祖はエサウである。

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